帰化申請書類/添付書類の厚み(4)
膨大な量といわれる帰化申請の添付書類。 このページでは、実際の帰化申請における申請書類と添付書類の厚さを、ご参考までにご覧いただき、また、添付書類の厚みが何を意味するのかについてご説明します
日本に帰化する際の添付書類と電話帳との比較
帰化申請での添付書類の厚みが意味するもの
膨大な厚みの添付書類を集め終え、無事に「受付」(行政手続法の改正により、現在は「受理」という概念はなくなっています)されたとしても、安心してはいられません。
ここから数々の申請書や添付書類が、法務局の職員によって精査されていくからです。 歯に衣を着せずに申し上げるならば「あら探し」が始まるわけです。
何のあら探しをするのかというと答えはひとつ。 何の問題もなく帰化要件を満たしているのか、ということ。
法務局職員は毎日のように膨大な書類をチェックしていますから、分厚い申請書類のどこにポイントがあるのかを十分に心得ています。 いくら言葉巧みに事前相談を乗り切ったとしても、嘘や隠し事は数々のエビデンスから明白になってしまいます。 虚偽申請はそれ自体が素行要件に関わってきますから帰化することはできません。だからこそ、初回相談のときから真面目に正直に申請をする姿勢が必要なのです。
また、明らかな虚偽や隠蔽でなくても、申請書と添付書類をチェックする中で、疑問点や書類内容の不整合がでてくることもあります。
この場合は、後の「面接」の中で詳しく詰問されます。 配偶者などの家族も呼ばれ、別々に面接されることもあります。 この面接の中で、担当官の心に浮かんだ疑問点を確実に解消しなければ、残念ながら帰化することはできません。
なぜなら、帰化申請においては国に裁量権が与えられているため、帰化要件を満たさない明確な証拠がなくても不許可にすることが可能だからなのです。 つまり、国は「疑義あり」というだけで、躊躇することなく不許可を出します(ほとんどの場合は、法務省に送る前に地方法務局から取下げを求められます)。
この「面接」を乗り切る上で大事なことこそが、前のページで申し上げた「全ての書類の内容を把握し、ご自分のアイデンティティーを確実に理解すること」なのです。
面接の日程が決まったら、ぜひ次のことをご自分に問いかけてみて下さい。
- 提出した全ての書類の内容を把握していますか?
- ご自分のことを正確に理解していますか?
一般にASC申請支援センターに帰化申請をお任せいただいた場合、ご本人が法務局に出頭されるのは、「本申請」「面接」と晴れて帰化が許可された際の「帰化者の身分証明書の交付」の3回のみとなります。
事前相談で何度も足を運び書類の不備を指摘され続けて、過去にあきらめられたご経験をお持ちの方も多いことでしょうが、いちど当センターにご相談ください。
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帰化申請や国際結婚の際などの在留資格認定についてご相談は一生に関わる重大事ですので「面談にてのみ」相談を受けております。
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