さきほど、帰化申請などに使用する閉鎖等外国人登録原票の写しが一斉送付された記事を書きましたが、ついでに送付待ちの現状を書いておきましょう。
昨年内は平均6週間というのが、申請支援センターのデータでしたが、件の仕事納め発送事件により、年明けはかなり改善されたように見えました。
なかには、1週間で発送といった、不思議もありました。
ただ、現況の平均はちょうど1ヶ月といったところでしょうか。
あくまでも、「平均」ということですので、数か月もかかるものもあれば、数週間程度で発送されるものもあります。
長いものは半年以上、短いものは4日ほど。
期間の予想があたるものもあれば、大外れするものも。
30日+30日(但し、要理由書)の法定期間なんて関係ありません。
昨日4月後半発送分が引受になったことを書いたところですが、一方で、3月2日に請求した韓国人相続用の外国人登録原票の写しで、再三、電話確認をして「1ヶ月前にすでに検索が終えられていてトラブルがない」と法務省入国管理局出入国管理情報官室が何度も言っている案件がまだ送付になっていないという、不思議。
これは、出入国管理情報官室がGW前に、GW明けすぐの発送を約束し、さらにGW明け1週間後に、数日中の発送を再度約束したにもかかわらず、アクションをおこしていないという不思議なのです。
それほど問題の感じられない案件であり、さらに、素人の方の請求とはまったく違って「検索しやすいように、取得権限が明確になるように、検索してくださる公務員の方に配慮した」請求を行っているにもかかわらず、開示請求から2ヶ月半経って、なしのつぶてです。
ただ、これもましな方で、昨年夏の外国人登録法廃止~在留制度改正以降での、最長ワースト記録は平成24年10月に請求をして平成25年4月に開示され、さらに原票紛失により全てが揃っていないという案件もありました。
開示まで6ヶ月半ですね。
このケースは、様々な遅延して仕方のない理由があり、さらに個人情報保護法にとらわれない請求だったので仕方ないにしても、理由がよくわからないのに、遅延する場合は閉口します。
私は、統計マニアなので、全ての開示請求についての全添付書類(郵送・返送封筒に至るまで)のコピーを残して、遅延理由のパターンを読み取ろうと統計を取っている中で、ある程度の遅延パターンの原則がようやく見えてきましたが、事務所ノウハウに関することですので、残念ながらお話しできません。
この積み重ねこそが、世界一速い、を実現するための蓄積だからです。
もっとも、統計上、原則に外れる事案もあり、その不規則原因こそ、今後の研究対象としなければなりません。
申請支援センター予測では、結論は、帰化申請の許可の不規則遅延パターンと同じ理由だと推理するのですが・・・。
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外国人登録原票を必要とされる帰化申請者その他の方へのお知らせが掲示されました
閉鎖外国人登録原票の開示請求の仕方によっては帰化申請の受付が半年位遅れたり書類不備で受け付けられなくなる
参考リンク:
在留制度改正後の帰化申請必要書類
提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」