帰化申請業務を続けていると、ゴッドファーザーになってしまう事があります。
要するに、名付け親です。
「帰化後の氏名を決めてください」と懇願される事はたまにあるのですが、帰化後の氏名に関連する法律上の注意事項と、人生や帰化後の暮らしについての留意点をお話しした上で、全て丁重にお断りしています。何度も何度もお断りします。
しかし、あまりにも何回も重ねてお願いされたり、僕が名付けないとどうしても前に進まない状況にまで到ると、さすがに根負けしてつい請け負ってしまう事があります。
実は、帰化申請者が自分で名前を考える際に、僕が伝える非常に沢山の注意点のひとつに「姓名判断や字画判断は絶対に使わない」という鉄則があります。
一般の申請者が姓名判断を気にし出すと、様々な観点からむしろデメリットの方が多いからです。
しかし、普段そのように言っている私も、いざ名付け親を引き受けてしまうと、筆ペンと電卓を両手に延々悩むはめになるのです。
折角なら、申請支援センターから帰化申請された方には、幸せになって欲しいと、いつも心から願っているからです(^-^)
帰化後の氏名の留意点 ※ただし、法律上の留意点のみ
帰化後の氏名を考える際の法律上の留意点については下記記事をご参考になさって下さい。