最近の帰化申請で真っ先に取得しなければならない書類となった感のある閉鎖外国人登録原票や書換前外国人登録原票の写しですが、平成25年になって少し早くなってきた傾向があります。
一時は、閉鎖外国人登録原票のみの請求でも平均的に2ヶ月弱掛かっていたこともあり、外国人登録原票の請求が長引くことは普通のこととなりつつありました。
しかし、以前にもお知らせしました通り、年末に登録原票の写しが一斉送付されたのが、期間短縮化の兆しだったのでしょうか、平成25年の正月が明けてから少し早くなってきたように感じています。
写しの送付が早くなってきた理由として考えられるのは、山積していた閉鎖外国人登録原票の開示請求案件を残業労働または内外の臨時的な労働により解消をする努力を行ったのではないかということと、在留制度改正後の「閉鎖自体」に起因する整理作業(データ化など)が進んできたのであろうというふたつの要因が考えられます。もちろん、ルーチンワークに対する職員の馴れや、処理システムの効率化もあるでしょう。
もともと、国の職員の多くは、真面目な勉強家なのです。あとは、全国から送られてきた請求書類を探して送る、というだけの簡単な作業を、馬鹿にせずに頭を使ってこなしていく才能がある職員が出世していきます。
いずれにしても、外国人登録原票の写しが早く届くようになることは大変ありがたいことです。
一昨日も、帰化申請に使うのではないのですが、平成25年が明け1月10日に請求した閉鎖外国人登録原票の写し及び書換前外国人登録原票の写しが1月22日に届きました。
2週間も掛かっていませんね。
到着まで12日ですから、開示決定~発送までは実質1週間ほど。
何かの間違いではないかと、思っているほどです。
在留制度改正直前6月18日に旧開示請求がストップされた直前のレベルの迅速さです。
もちろん、申請支援センターは早くなるための方策はそれぞれに施していますから、普通に請求していれば、このように進むことはないのでしょうけれど、それでも驚きの早さです。
開示請求には、大臣官房請求と入館請求があり、併用した請求も加えて、制度改正からこの半年間の間、ASC申請支援センターとしても様々に試行錯誤してきた中で、閉鎖外国人登録原票の請求に対するTIPSも独自に積み上がってきたことも、幸いしているのでしょうか。
ただ、一方で、昨年11月19日に請求し、2ヶ月を超えて、まだ交付されない外国人登録原票もあり、予断を許さない状況です。ただし、この案件もありがたいことに先日、交付の目途はつきました。もともと請求権がなかった案件でしたが、最後に大どんでん返しがあり無事に交付されることになったのです、また、このブログでいつかお話することもあるでしょう。
とにかく、閉鎖外国人登録原票の開示請求により、帰化申請が一般の方にできる申請から少し遠ざかったので、私たち、プロは一層、気を引き締めないといけませんね。
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外国人登録原票を必要とされる帰化申請者その他の方へのお知らせが掲示されました
閉鎖外国人登録原票の開示請求の仕方によっては帰化申請の受付が半年位遅れたり書類不備で受け付けられなくなる
参考リンク:
在留制度改正後の帰化申請必要書類
提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」