韓国人の方は同姓同名が多いので帰化申請時の検索で間違われかけたこと

 先日、既に帰化申請を受け付けられている方の親の閉鎖外国人登録原票写しの請求で不開示決定があり、それに関して、法務省で状況を電話確認しなければならなくなったときのことです。

 ありがたいことに電話にでられた法務省職員の方は気さくな方で、私の申し出に快く応じてくれ、請求者名を伝えると、すぐに状況の検索を確認を始めてくれました。職員の名前を聞くと、これまでも何度か応対してくれ、いつもさっさと対応してくださる方でした。

 ほどなく「はいはい。ありました。」とのご返事で帰化申請者の名前が見つかったのですが、「○○日受付、○○日開示の、○○さんでしたね」と、何気なく受付日と開示日をおっしゃっていただいたのが、何か違和感があり、こちらの記録を調べましたら、違う方でした。

 比較的良くある姓で、さらに名前もオーソドックスな方だった為に、間違われかけたのです。

 当センターでは、あたりまえのことかもしれませんが、全ての請求の日にちを控えており、また、霞が関から送付された時点でチェックして本人に「近日中に届くので注意するように」連絡を入れるシステムになっていますので、受付日、開示日の記録が残っているので、間違われずに済みました。

 ただでさえ法務省で補正が入ったために不開示のみならず送付の遺漏が発生していた案件でしたので、その時の検索が間違っていたら、よけいに複雑な状況となるところでした。

 いずれにしても、こちらで把握している受付日、開示日を示して、再検索してもらったところ、当該案件を見つけていただき、こちらが予期していた内容を確認することができ、正しい対応も求めることもでき、なんとか帰化申請を一歩前に進めるめどが付きました。よかった。

 ご本人にも説明いたしましたが、実のところ説明を聞いてさえ、不開示決定以降のこの一連の出来事の意味が全く理解できてらっしゃいませんから、自分で請求をされていたら、ちんぷんかんぷんだった事だと存じます。

 行政書士に依頼しなければ、前に進まなかった帰化申請案件でした。

 

参考リンク:
在留制度改正平成24年7月9日以降の帰化申請添付書類

帰化申請の必要書類

提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」