帰化申請は土日のお仕事です。その2

 それでも、帰化申請の相談や打ち合わせは、やはり土日にしかできない案件が多いです。

 今日も、相談会が7時過ぎまで延び、終わってから、あさっての月曜日にある帰化申請の面接レクチャーを、夜の8時から11時半までやっていました。家族での帰化申請で兄弟が全員サラリーマンなので時間か合うのがこの時間しかなかったのです。
 相談会に続けて連チャンで行ったので、帰化申請ブログ記事を書きながらも、少し頭がくらくらしています。

 まあ、きちんとしたプログラムを作った帰化面接アドバイスを行っている事務所が、どのくらいあるのかはよくわかりませんが、ASC申請支援センターでは、時間を掛けて「帰化面接の直前に」個別のアドバイスを行っています。受付時にアドバイスしても時間が経つと帰化申請者の方は忘れるので「帰化面接の直前」に行うのです。面接アドバイスを受けてから帰化申請の面接に臨まれたら、ほぼ安心です。

 面接に行政書士が同行したところで何の意味もありません。
 面接室には行政書士は入れませんから、何の助け舟も出せないからです。

 「帰化面接の直前に」、きちんとしたアドバイスを受ける事が必要なのです。

 ASC申請支援センターの面接アドバイスは、過去の膨大な量の「面接の失敗」の集大成であり、ケース毎に整理していますので、その家庭に合ったアドバイスができるのです。

 このような帰化面接アドバイスも、大抵、日曜日か、土曜の相談会以外の時間、午前中や夜に希望されることが多いです。私自身の人生は、土日は休めない人生と、半ばあきらめています。

 ただ、土日の仕事というのは、主婦兼業の行政書士さんなどには辛いことだと存じます。

 夫や子供の世話があるからです。

 ですから、一念発起して、土曜相談会を真似された主婦の方は、1,2ヶ月もやってみて、お客さんが来ないのに家族の為に大事な大事な土曜を空けておくことが馬鹿らしくなって来られて、すぐに土曜相談というのは辞めて行かれます。若い男の行政書士の方より、土曜を見切るのが早いですね(笑)。

 帰化申請が「マイナーな申請」であった時代に、相談会を始めたことが、当センターにとっては非常にラッキーでした。

 血が流れるような努力もたっぷりといたしましたし、現在も必死で知恵を絞りながら紹介案件を全部土曜に集めてがんばっておりますが、それでも、帰化申請が少しメジャーになってきた今日から帰化申請を初めたのであれば、とても、帰化申請の専門家になることはできなかったことと感じます。

 帰化申請というアイテム自体はもともと多くの大先輩が行って来られ、行政書士業務として受け継いで来られたものですが、10年前には、商売の中心に据えるような申請ではなかったのです。暴力団関係者の方が来られたり、虚偽申請に巻き込まれることもありますし、(帰化の知識があまり無い行政書士の方にとっては、帰化申請でやるべき仕事を把握されていないので、法務局に言われた書類を集める、依頼者の書いた書類を書き写すことしかしないので、幾分『楽』な申請なのですが)本来は調査すべき部分や申請後もするべきことが非常に多く手間が掛かるため、帰化申請は行政書士のビジネスとしては敬遠される申請でした。帰化申請が誰もあまり手をつけたがらないマイナーな申請であった頃に、行政書士のビジネスモデルとして、いちから創出して来たことが、今日の「土曜の帰化申請相談会といえば、ASC申請支援センター」とお越しに来られた相談者の方がご存じなほどになれた原因だと感じています。本当にありがたいことです。

 行政書士として成功したいと思う方は、まずは、「自分自身で」、新しいアイテムを探し出さないと、まずは廃業と考えないといけません。とくに専業の行政書士ならなおさらです。

 建設業許可申請も、運送業や自動車登録も、そのようにして、大先輩方が、無毛の荒野に自ら作って来られたアイテムなのです。
 そして、自ら開発なさって来られた大先輩の事務所がやはりその道の大家となっているわけです。
 はっきり言って、よほどのコネクションを持って行政書士になられたとか勝算がもともと無いのであれば、新規参入などほとんど無理です。

 いずれにしても、帰化申請が誰もあまり手をつけたがらないマイナーな申請であった頃に帰化申請と出会って、多くの紹介者の方を作ることができた幸運を、いまさらながらに、ありがたく感じて、毎日、手を合わせています。

 

参考リンク:帰化申請相談会

提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」