帰化申請書類などのやりとりに便利なレターパックライト(レターパック350)その2

※この記事は、現在はレターパック350をレターパックライトに、レターパック500をレターパックプラスに、それぞれ置き換えてお読み下さい。

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 先述の通り、帰化申請書類のやりとりに便利なレターパックですが、レターパック350とレターパック500の違いを明確に述べておきましょう。

 まず、レターパック350とレターパック500の形状については、どちらも幅248mm × 高さ340mm、つまりA4サイズが少し余裕をもって入る大きさであり、重量4kg以内しか送る事ができないのも同じです。
 帰化申請では、全ての書類をA4サイズなどのA版に揃える必要があるので、レターパックであれば350でも500でも都合が良いのです。

 ただひとつ、厚みについてはレターパック350が3cm以内と制限があるのに対し、レターパック500は制限が無いということだけですが、構造上は同じ大きさなので書類等を入れる上では、ほぼ意味はありません。

 そして、どちらも追跡サービスが可能であり、どちらも速達扱いになります。
 また、どちらも信書が送れます。(これが「レター」パックの名の由来です。過去のエクスパックでは法律上、親書は送れませんでした。)

 一番大きな違いは、レターパック350が「原則は」郵便受けに配達されるのに対して、レターパック500は日本郵便社員による対面渡しにより受取人の受領印または署名を取るので、より安心であるという部分です。帰化申請書類や韓国語などの翻訳書類のようなプライバシーに留意すべき書類の受け渡しには本来、レターパック350よりもレターパック500の方が適しているのかもしれません。

 しかしながら、レターパック500が謳う対面渡しは、不在の場合には局へ持ちかえられてしまうため、受け取られる方にとっては、郵便局に電話を掛け再度配達をしてもらう手間が増える結果にもなります。
 そのため、急ぎの書類の送付には、依頼者本人が希望する限りにおいては、あえてレターパック350を使用する方が考えようによっては便利なのです。

 郵便システム上はレターパック500の方がレターパック350よりも速達性は上ということになっているのですが、よほど郵便料が多い時期以外は実質的に変わりなく、留守であるリスクを考えると結果的にレターパック350の方が早いことになります。

 ところが、せっかくレターパック350を使用しても、受取人の郵便受けがレターパックの幅である248mmに満たない場合には、結局、局に持ちかえりますので、不在の場合には同じように郵便局に電話を掛けることになることが多いです。

 結論、ハンコを押すか押さないかの違いだけ、ということになります。

 すると、レターパック500という商品は売れ悩むわけで、日本郵便は、冒頭に書いた形状上の唯一の違いである「厚み」について、異常に厳しくチェックしていて、3cmを少しでも越えるとレターパック350は使えません、と郵便局の職員はものすごい剣幕でレターパック500の営業をなさっています。
 実際、厚みが0.5mmでも3cmを超えると、レターパック350は配送されずに戻ってきます。レターパックの厚みを測る専用の「248mm x 30mm」形状の穴のあいた定規があり、それを通らなければ受け付けられないきまりです。

 しかし、先述の通り、受取人の署名をもらうシールが付いているかどうかだけで、構造上はレターパック350もレターパック500も全く同じなので、よっぽど詰め込むか、あるいは小さくて厚みの大きな品物を封入する時以外は意味をなさないというのが実感です。

 むしろ、印や署名をもらうことのメリットを、きちんと説明する方が、正当な営業ではないかと感じます。
 
 

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参考リンク:帰化申請の必要書類

提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」