大阪法務局の帰化申請相談室のリニューアルネタで、愚痴が1日延びました。
昨日、帰化申請の方の受付中に別の方の帰化書類点検を行った旨を書きましたが、当初の予定としては余裕を持って書類点検を行ってから申請者と合流して帰化申請受付に臨む予定でした。
予定がキュウキュウになったのは、生野税務署で申請に行く前に所得税の納税証明書を請求してから法務局に行く予定だったのですが、私の皮算用では30分を見込んでいたものが1時間半もかかったからです。
もともと所得税等のノウハウ納税証明書の発行はとくに「その1」「その2」双方を請求する際には処理する担当部署が違うので、多くの税務署で40分程度以上待たされることもよくありました。(しかし、双方を請求しても10分ほどで交付できる税務署もありました。結局は担当税務署員のやる気と発行の承認等などの署内システムの構築の相違があったのだと思います)
ところが、今年になってから税務署に請求に行く度に、e-taxで証明請求をしろと毎回、毎回、言われるようになりました。大阪府行政書士会にe-tax導入のお薦めの案内を東税務署が来てから一層激しく言われるようになり、最近は音をあげて私もお薦めに従うようになりました。
e-taxと言いましても、代理人請求の場合には、結局ウェブで請求をした後に税務署に足を運んで証明書をもらいにいかなければなりませんので、実際には非常に手間が増えるばかりで、直接税務署で紙の請求書を書いたり、郵送請求をした方がいくらか効率的なので、本当のところは、そんな非効率なシステムに付き合いたくないのですが、しぶしぶ従っているのです。
そのことについては、過去に何度も何度も各税務署の窓口で説明し文句を言ってきたのですが、「窓口に来ていただいたら、すぐにお渡しできますから。」と利点を説かれ、夜中の時間を使って請求をしておくことで、私にとって大事な「昼の時間」が節約できるなら、まあいいか、と考え始めているのです。ただ、夜中の時間といっても、24:00でシステムが休止し、朝の8:30からやっと再開しますので、実質上、あまりうれしくありません。24時までの宵の口には、他にすることがあるのです。
まあ、これだけ最大の譲歩をして、窓口ですぐ渡せる、というメリットは10分程度でできるというメリットを意味するのであろうけれど、担当者がダメな人でもたつくことも考慮して、30分までは想定しておこうと本日は考えて、件の生野税務署に行きました。
生野税務署の2階に上がってプリントアウトした送付票を渡して時間を見たのが、朝9時50分でした。
10時に交付されたら、合格。
10時20分に交付されたら、赤点ぎりぎりセーフ。
という、ことだったのですが、所得税の納税証明書を交付されて時計を見たら、なんと11時20分!
1時間30分掛かっているのです。
あらかじめe-tax請求をしているのに。
公務員は特にえらいさんでない一般の職員でも時給換算2,000円くらいもらっていますから、納税証明書の交付に3,000円くらい掛けているのです。e-tax請求をしているのに。
もともと、うるさくe-tax請求を奨励しているのは、職員がシステムにデータを打ち込む手間を請求者本人に自宅でさせてコストカットを図ろうという作戦であるのに、1時間半かけて何をやっているのかよくわかりません。
また、遅くなった理由を平然と「システムがトラぶりまして。」と言い放つ。
システムがトラぶるというのが、どれくらい凄いことか理解してるのかなあと思います。
直接受付してくれた男性職員は腰の低い良い人だったので、個人を責めたくはないのですが、税務署として見直していかなければならないことだと思います。
だって、紙の時代から10分で、その1その2両方とも普通に発行することができる税務署が世の中にはいくつかあるのですから。
税務署で大きなロスをしてしまったのですが、今日の当方からの帰化申請者の方も非常に優しい方で、受付前点検が終わってから「他の書類点検が今日はもう4時までには無理かもしれませんなあ。」と僕が漏らすと、「あ、どうぞどうぞ。私についての仕事は十分にしていただきましたので、他の方もお急ぎでしょうから、帰化の書類点検に入って下さい。」と言ってくださったので助かりました。
いやもう。イラチにはたまらない一日でした。