2か月前に日本の戸籍から除籍して今月帰化申請

 先程、数ある帰化申請の中でも僕の心の中に於いて「懸案」と感じ1日も早く申請をしてあげたかった案件の書類点検がOKとなり、ほっとして帰途の電車に乗っています。

 日本人として生まれ心の中もずっと日本人だったけれども法律上日本国籍を失っていた高校生の「単独」帰化申請です。

 日本の戸籍にはずっと掲載されていたのですが日本国籍の喪失は紛れもない事実なので、断腸の思いで除籍の届出をして認められ、やっと帰化申請のスタートラインに立った経緯がありました。
 だからこそ、早くもとの戸籍に帰らせてあげたい思いが募っていたのでした。

 ただ、日本と外国にまたがる家庭の事情があって、国籍喪失の届を済ましてからもするべきことや揃えるべき書類が山ほどあり、さらにお盆前の各依頼者からの書類のリターンラッシュで、いくら早く申請してあげたいと言っても、必要以上に依怙贔屓をして他の帰化申請者の方を送らせるわけにも行きませんので、逸る気持ちを抑えつつご本人の親御さんと慎重に打ち合わせながら着実に進めてきたのです。
 それが何とか受付の目処もつき、少し肩の荷が下りた気分です。

 また、しょっちゅう顔を出している大阪近郊の法務局や支局では無いながらも、これまでの折衝の中で、既にご本人の「味方」のスタンスになって下さっており、自称帰化申請の専門家である事を聞き及び、逆に込み入った状況で帰化申請書類の要不要について法務省が要求する範囲の見極めについて意見を求めて下さり、どのあたりで手を打ちましょうとアットホームに打ち合わせることができました。

 このあたりが、ASC申請支援センターマジックかもしれません。
 
 いくら自称帰化申請の専門家でも悪人には厳しい法務局ですからなかなかアットホームな流れにするのは大変です。まあまあ、僕が真面目で控えめな穏やかなぼーっとした性格であるのが良いのでしょう。
 「自称」マジックなので、対したこたーないですが(笑)。