帰化届後の処理が遅すぎる理由は大阪市?北九州市?

 7月の後半に許可になられた帰化申請者の方が8月18日に北九州市の区役所で日本国の戸籍を取られました。
 大阪市内に住まわれていて大阪法務局で帰化申請されたのですが、日本人の配偶者であり配偶者の本籍地が北九州市だったのです。

 申請支援センターでは韓国から帰化された方の韓国への国籍喪失申告や国籍喪失の戸籍整理(家族関係登録簿整理)もフォローしていますので、その為に帰化後の日本の戸籍を取得したのです。法務部長官による強制喪失は避けた方が良いです。

 ところが、ご本人がまだ、その戸籍に入籍していない。

 8月の初旬に大阪市の区役所に帰化届を提出したにもかかわらず、8月も18日となっているのに未だ北九州市の区役所に保管されている配偶者の戸籍に反映していないなんて、かなり処理が遅すぎます。

 帰化が許可になった際の住所と本籍地が離れている場合には、住所地の役所に提出した帰化届が本籍地に送付されるのですが、遅くなっている原因として考えられるのは2つだけです。
 ひとつは、大阪市の区役所が送付するのが遅延した。
 もうひとつは、北九州市の区役所が行う戸籍の記載が遅延した。
 まさか、帰化届でバッチ処理なんて言うのではないでしょうね。

 帰化は、申請者が長年待ち焦がれていた許可ですから、せめて戸籍の編製や入籍の手続きは迅速に行ってほしいものです。