帰化申請ではいちど不許可になると長い期間再申請できなくなる(申請できても許可にならない)と言うことは広く認識されている通りです。
今日も、前回の不許可から20年待ったのでそろそろ再申請ができるのではないかとご相談にお越しいただいた方がいました。
ただ、結論から申し上げますと20年待たれてもなお、今日の方は再申請ができる状況にありませんでした。
ご本人は「20年前に交通違反があって帰化が不許可になった」と仰るのですが、私が今日お聞きしたところでは交通違反だけでだめだった訳ではなく、他にも多くの理由が有ったようです。さらに不許可になったのではなく帰化申請の受付を拒否されたのだと思います。もちろん、何故帰化が許可されなかったかはブログで詳しい事は書けません。
何れにしても帰化申請では帰化条件をひとつ残らず満たしていないと許可になることはありませんので、不足する事項を放っておいては、20年待とうと、30年待とうと、帰化申請することはできません。
帰化条件を満たしたらすぐ申請できるかと言うと、やはりいちど不許可になった方であれば、「そこ」から相当の年月を経過しなければなりません。
帰化条件を満たして初めて、時計の針が進み出すだけのことです。
今日の方は、申請できない状況ではありましたが「希望が産まれました」と、たいそう満足されて帰られました。
「ずっと前に、こちらに相談に来ていれば良かったですわ」とも付け加えられました。
どちらの言葉も、ASC申請支援センターの相談会では日常的に良く有る光景出です。