この春は、過去の依頼者ですでに帰化が許可になって日本人となられている方からの親族や従業員の方のご紹介案件が多いです。
昨日も5年ほど前に許可になられた方からご親族の帰化申請のご相談のお電話がありました。
その電話の中の冒頭、お決まり通りお互いに過去の帰化申請時のお礼を言い合った訳ですが、その際にご本人から、
「僕、帰化申請で性格が明るくなれた気がします(^o^)」
と、おっしゃっていただきました。
お声も弾んで、ご自身が言われる通り確かに明るくなられています。
帰化申請のご相談の際に色んな方から「帰化したら何が変わるのですか?」と尋ねられる事が多々あります。
そのような時には「何にも変わりません」と答えるようにしています。
国籍が変わるというのは非常に大事な事で、選挙権がどうとか、戸籍がどうとか、立法政策上外国人に制限されている人権がどうとか、従前国の人権を失うとか、ひとつひとつが大切な変化は山ほどあるにも関わらず、特に国籍が変わったからといって別人になるわけでも人格が変わるわけでもありませんから「何にも変わりません」と答えるのです。
あなたは、今まで通り素晴らしいあなたのままです。
しかし、昨日の方のように、帰化申請を人格をかえる”きっかけ”とすることは大変良いことだと存じます。
そして、こうやって人生のプラスになったと喜んでいただいていることは、行政書士冥利につきます。
昨日の方も、帰化許可後に伴侶と出会い結婚され、今では1児のパパです。
幸せな人生を送って頂きたいと、願ってやみません。