帰化申請の書類点検前日に取り忘れている書類がぞろぞろ判明して焦る

 大阪法務局東大阪支局は複数の国籍相談員予算が組まれていて、帰化申請の予約の要らない法務局です。

 だから幾分は気が楽なのですが、それでも繁忙期には「この日に訪問しておかないと他の申請に影響を与える」という事情があり、結局僕のスケジュールの中で絶対今日行こうと決めていた帰化申請案件がありました。

 午後一番に依頼者との駐大阪韓国領事館での待ち合わせがあり、控え抜きの申請書だけで紙の厚みが20cmを越えようかという、会社経営者の家族全員案件だったので朝一には法務局に入る予定でした。

 ところが前日の夜中2時に書類チェックをしていると、弟さんの帰化後の本邦戸籍は取っていないわ、不動産登記簿謄本は無いわで、ちょっと雄叫びを上げました。
 弟さんはうちから帰化許可になった方で、本籍地が近場だからと後回しにしてたのですね。

 しかし、先伸ばしにしている余裕はありません。

 幸いにも本籍地は東大阪です。
 東大阪支局は河内永和なので同じ近鉄奈良線沿いの布施駅前行政サービスセンターで戸籍を請求し、東大阪支局2階で数件の不動産登記簿謄本を請求して、何とか10時に間に合いました。

 ヴォリュームのある申請書だったので、下手したら2時間コースの帰化書類点検かなあと思っていましたら、35分程で呆気なく終わってしまいました。
 もちろん、当たり前に帰化申請受付OKとなりました。

 13時まで中途半端に時間が余ってしまい、今日は窮々たるスケジュールになると思っていたので、他の案件の委任状等は持って出ていませんでしたから、仕方なく天満橋の事務所に戻って中途半端に1時間半程翻訳をして、13時に間に合うギリギリにあたふたと出掛けていったら待ち人が遅れて14時に見えられることになったので、切れそうになるこめかみの血管を押さえながら、また別件のお母様が結婚より30年前に亡くなっている韓国戸籍訂正案件とまた別件の帰化申請のための戸籍の請求をして時間を潰しました。

 待ち合わせがなかったら、4,5時間のまとまった書類作成時間が作れたんですがねえ。