例によって、帰化申請書類請求中の待ち時間中での予約投稿です。今は金曜の午前中ですが韓国領事館に来ています。領事館で書き出しましたが、書き終わるのは東大阪市役所の布施の出張所ですかねえ。それ以上になると数日放ったらかしのパターンです(笑)。
昨日委任状が届いた帰化案件での韓国家族関係登録簿記録事項証明書の請求をつい先程、窓口でいたしました。
ところがしばらく経って、窓口の職員さんが無いと言う。
家族全員無い、と。
まあ、簡単に見つからないことは日常茶飯事なのですが、そのほとんどは申請者自身の記憶や情報が曖昧であるためです。
今回の申請者の方はチャキチャキした真面目な方で、委任状と共に昔に取得した韓国資料を添付して送ってくれていました。
このような流れの際には「無い」となることは少ないので安心していましただけにちょっと驚きました。
ご本人から送られて来ていたのは手書き除籍の翻訳文のみ。
それが誤訳されていました。
原文が添えられているか、あるいは翻訳なんてものはいらんから原文だけ送って下されば問題なかったんですけれどねえ。
翻訳だけだから間違っていているか確認もできない。
取り合えずその地名が存在するかどうかだけ確認して駐大阪韓国総領事館に走ったのですが、本籍地が間違っていていたら検索のしようがありません。
一般の方ならそれ以上調べてくれることは無いのですが、普段から平均週2位で領事館を訪れる中、とんでもない請求をすることがないという信用はあるので、当たらずとも遠からずと、周辺をピンポイントで探ってくれましたところ同邑内の別里に同姓同名生年月日から親兄弟等の身分関係まで同じで確実に同一人と認定できる人が見つかったので、事なきを得ました。
それにしても、こともあろうに本籍地(登録基準地)が間違っている翻訳と言うのは、あり得ない誤訳です。
当方も「二度見」といって、モニター確認後にプリントアウトした後の紙上でさらに目を変えて2回チェックするのですが、それでも誤訳は発生します。
続き柄が子であるところ妻となったり、男が女になったり、子女欄に本人が入ったり、福岡で取った除籍に大阪の領事館職員名が入ったり。
まー、とんでもない間違いのほとんどはコピー後のチェックミスです。
しかし、本籍地の間違いはそのような過程で間違うことはありません。
ケアレスミスではなく翻訳の力が無いです。
ご親戚等がなされたのならまだしも、もし業者だったら商売したらあかんレベルです。
最近は、電算運営責任官の名前に「ピョン ヘギョン」とか「オ セハ」などとカタカナで書くことしかできない素人の方も恥ずかしげもなく翻訳業を名乗っている場合もあるので気をつけないといけません。大抵は主婦の方や学生の方がバイト感覚でホームページを開設しているようなケースです。士業でも無資格の奥さんやご主人にさせている場合もあるそうです。
(当方の翻訳も同業者の一見さんからのご依頼の場合は断ってカタカナ標記をしています。悪しからずご了承下さい。)