カナダに帰化された方は日本人ではありません

 エボラ出血熱に罹患しながら日本に入国しようとした疑いで羽田空港で停留され医療機関で検査を受けていた、カナダに帰化された男性に「陰性」の診断がなされた事を聞いて、少し胸を撫で下ろしています。

 ただ、このカナダ人男性に対して誤って表現されている報道されていることがあるので書いておきます。
 エボラ出血熱という日本国内の大禍に発展するかもしれない疫病報道の前では些細な拘りと感じられるかもしれませんが、日本の国民主権上大事なことです。

 昨日の報道ステーションにおいて、このカナダ人の方について「カナダ国籍を取得した日本人の男性」と表現されていました。

 日本に帰化しようと考えて当該帰化申請ブログを読んでいる方ならほとんどの方が既にご存知でしょうが「日本は二重国籍を認めていません」ので、出生より後にカナダ国籍を取得した時点で日本国籍は喪失しており日本人ではありません。

 日本国に喪失届出を怠っていて日本の戸籍がそのままになっている場合に、よく「日本国籍は放棄していないが、法律上は国籍を喪失しているとされる」とか「喪失していることとなっている」などとあいまいな記事が書かれることがありますが、「いるとされる」とか「こととなっている」のではなくて、単に日本国籍を「完全にうしなった」のです。
 このカナダ人の方がどうなのかは知るよしもありませんが、もし日本に国籍喪失届を行っていない人がいれば、重大な違法状況にあります。外国人が日本人を騙っているのですから、そのような外国人がどんどん増えれば「日本の国民主権」は失われ日本は滅亡します。

 外国籍を取った方にしてみれば「大切な日本国籍を放棄したくない」などとおっしゃられるのですが、そんなに日本国籍を大事に思うのなら、外国国籍を取っちゃ駄目だったはずです。自分は日本人としての自覚があるにも関わらず、他国で恒久的な生活をしていく上で「便利で都合が良かった」からその国の国籍を取得した訳です。

 良く考えて見れば、同じ事が日本に帰化しようとする人々において増加し、大きな大きな問題となっています。
 「日本のパスポートが欲しいだけ」の為に日本に帰化申請する人々です。現実にそのような帰化申請をして許可になった人は世の中には既に沢山いるようです。

 そのような人々は、帰化により日本人となっても「私は⭕⭕人です」と名乗ります。
 「帰化した中国人です」「帰化した朝鮮人です」と。

 日本の主権を存分に発揮する外国人が増えては、日本人はたまったものではありません。

 僕は、お仕事をいただいているのに僭越であると思いながらも、申請支援センターにお越しになられ申請支援センターから帰化される全ての方に普段よりお願いしています、「本当の日本人になって下さい」と。
 同じ日本国民という仲間になって、この日本を一緒に発展させてください、と。

 申請支援センターから許可になる方は理解してください、あなたは「中国から帰化した”日本人”」であり「朝鮮半島から帰化した”日本人”」であることを。
 決して、「日本に帰化した”中国人”」ではありません。

 そして、帰化した人はみんな単なる「日本人」なのです。

 だから、報道機関は、カナダに帰化した人や、米国に帰化した人の事を、「日本人」と書くのは控えていただきたいです。たとえ、同じ日本に生まれた方として誇りに思いたいノーベル賞を取った中村教授であっても、単なる米国人です。もしも、日本への国籍喪失届出を怠っているようなことがあれば、どんな貢献があろうとも違法行為は違法行為です。違法なまま文化勲章が送られることはないと聞きますので、ちゃんと離脱はされているのだとは思いますが。

小倉さんの朝ズバでは正しく「カナダ国籍の男性」となっていましたが、「カナダ人男性」でいいのではないかと思います。報道機関としては「現在カナダ人」と言うことを暗示したいのでしょうが、帰化したカナダ人と生来のカナダ人を区別する必要はないのではありませんか。

 そして、今回のエボラ出血熱報道でほとんどの報道機関が「日本に帰国した男性」としていましたが全て深刻な間違い、もちろん「入国」です。