奈良地方法務局管轄の方の帰化申請といえば、近畿の全都道府県の中でも、帰化申請の受付や書類点検(一般素人の方や帰化申請を専門としていない行政書士事務所の方は事前相談も)などで、予約を取るのにひと苦労いたします。
法務局予約が長引くと、帰化申請の期間を逆算していく上で非常に困るのです。
まだ、奈良地方法務局の本局などは、数週間から1ヶ月先くらいに考えていたらよいのですが、今では帰化申請の受付業務は葛城支局に統合され帰化申請業務はしなくなった奈良地方法務局桜井支局などでは、なんと「予約受付日」というものが決まっており、さらにそれは一カ月に1日(ついたち)だけ!そして、その日に翌月の予定を決めるというスケジュールでありました。
つまり、例えば、3月の初旬に書類が完璧に揃ったとすれば、4月1日に、5月の書類点検日を押さえ、そこで受付内定が出れば、依頼者と受付日時の調整をして、6月1日に、7月の受付日を押さえるという流れとなるのです。
帰化申請書類が出来あがってから受付まで4ヶ月。
ということは、期限のある書類などは、その間にも新しいものに入れ替えていかなければなりませんから、本当に骨の折れるものでした。
奈良の場合は、依頼者が仕事を休む日が1日増えるかも知れないリスクと申請が遅くなるリスクを天秤にかけて、初回受付を目指さざるを得ないこともありました。
また、(そんなにボリュームのある申請でもないのに)受付当日も半日近く掛かったこともあります。さらに、受付から許可までの期間も、他の都道府県に比べ、明らかに長期化していることが一番の問題です。
書類が揃ったらその日に突撃できる大阪法務局民事行政部国籍課と比べて、相談員が居ないとか、国籍課・戸籍課がないとかだけの話ではないのです。同じ条件の富田林支局でもさっさと進みますよ。
大阪と、時間の流れ方が違うのでしょうか。
提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」