営業成績も良く社長からの信頼も厚く将来が嘱望されている若者は沢山居ます。
そんな優良社員の帰化申請をお受けする事が良くあります。
会社でも活躍されている位ですから、大抵のケースでは交通違反や納税も含めた素行も頗る良く収入にも問題はなくおまけに若いですから履歴もシンプルで帰化申請専門の行政書士にとっても本人にとっても非常に楽で安心できる帰化申請手続きになる流れとなります。
しかし、その様な超優良社員でも会社を辞めてしまえば、ぶら下がり社員以下の状況となります。
超優良であろうがなかろうが「社員」でなくなるので収入は安定しなくなる、それまで特に意識しなくても会社がサポートしてくれていた社会保険も諸々の税金も自分の責任になる、それらに附随して素行条件も気にして行かなければならない、収入に合わせた住居を探さねばならない等、それまでと180度、いや、540度違う帰化申請となってしまいます。
昨年、帰化を決意された後に、退職しちゃダメ!と吼える私の忠告を振り切ってご自分の将来のために「どうしても」会社を辞された超優良若者が、いくつもの難関を乗り越え今日、帰化の申請をなさいます。
この流れを明確に説明するための今後の面接も、フォローがないとなかなか大変なことだと思います。
何れにしても、新しい人生の船出となるよう、誠心誠意お手伝いする所存です。