本日はめずらしく法務局に提出する帰化申請の話題ではありません。
入国管理局に提出する永住許可申請の話です。
先週に大阪入管より「永住許可申請の許可が内定したのでハガキを送るので遅くても来週中には許可になるので取りに来てください。」との電話が入り、昨日永住許可のハガキが届いたので、今日午後にコスモスクエアの大阪入管に永住許可手続きに行ってきました。
一般に永住申請が許可になった時に「内定しましたよ!」なんて電話はありません。
いきなりハガキが届き、それも「許可通知」という体裁を取っていないので、8,000円持って来いということなので許可だな、という暗黙の了解です。さらに言うと申請時に自分で記入したハガキです。
しかし、今回の永住申請については、許可の際に「特別に打ち合わせなければならない」事情があったので、例外的に許可内定の電話をいただいたのでした。おまけに、番号非通知で匿名の許可内定電話でした(笑)。めっちゃ、怪しい。
その特別なことも、いつか、どこかで書きましょう。
まあ、よかれと思っての入管からのご連絡ですので、ありがたく感じています。
いずれにしても、今日のテーマは、永住申請のスピード許可についての自慢ネタです。
今回の申請者の永住許可申請が受け付けられたのが2月末。
入管から永住内定の電話をいただいたのが5月末。
3ヶ月のスピード許可でした。
法務省の行政手続き案内では、永住許可申請の標準処理期間は「4か月」となってはいるのですが、実質的な標準処理期間は「7か月」と考えて良い昨今です。
「4ヶ月」で許可になること自体、よほど日本国に貢献している特別な外国人で、もちろん素行がすこぶる良く、永住申請書類が永住許可に適していることが明白にわかるように作られていて、さらに書類が整理されていて齟齬がないことが揃っていないと、ダメです。
つまり、普通に申請していて、標準処理期間どおり4ケ月で許可されることは無いと思っておいた方が良いほどです。
それが今回、3ヶ月での許可。少したいしたもんだと思います。
インターネットの法務省サイトに書かれている書類だけでは、はっきり言ってダメです。
人間の暮らしですから、標準的な書類内容で、全部説明がつくはずがないわけです。
日本に渡ってきてから、さらには、日本に来る前の暮らしの全部を「正確に」思い出してみて、スムーズに許可になるためには何が足りないか、洗い出す作業が必要なのです。
ちょうど、帰化申請の時の作業とポイントは全く同じことです。
(もちろん、許可条件の基準は帰化と永住では微妙に違いますが・・・)
実は今日の方は、最近、ASC申請支援センターから永住申請をして、許可が早かったことに気をよくした依頼者の方が紹介してくださった案件でした。
それも遠方の地方から永住を依頼して許可になったが、また別の遠方の方を紹介して下さったのです。
おふたりとも、遠いところ、わざわざ大阪の天満橋まで相談に来て、永住申請を受任しました。
永住申請をする前に、おふたりに共通して文句を言ってらっしゃったのが、
「法務省のサイトに書かれていない書類なのに、本当に必要なの?!」
「書類を揃えるのが面倒で、申請まで時間が掛かってもったいない。」
ということでした。
しかし、おふたりとも最終的にASC申請支援センターの言うとおりに面倒な書類を集めたから、早い期間で永住のスピード許可となりました。
また、他の事務所から、あるいは、自分で申請していたときに「申請までに」掛かったであろう期間と比べて、長くかかった期間の、「十倍以上も」許可までの期間が短縮できたわけですから、文句はないでしょう。
まあ、今から考えれば、申請まで私から怒られ続けていたことも、良い思い出となったことでしょう。
新しい在留カードも書留で送付し終わったので、今日はおいしいビールが飲めます♪