帰化申請直前時の国籍証明書の申請書書式が簡略化されています

 中国国籍(中華人民共和国国籍)の方は、日本の法務局への帰化申請の受付をしてもらう「直前」に、国籍証明書を取得します。

 帰化申請条件のひとつ、国籍条件該当性の証明のためです。

 この国籍証明書は中国本土の公証処で交付される国籍証明書とは違って、駐日大使館や駐日領事館で交付されるもので、正確には「退出中華人民共和国国籍証明書」といい、「退出中華人民共和国国籍(中華人民共和国の国籍を提出すること)」の証明書です。

 今年の3月までの退出中華人民共和国国籍証明書の様式は、A3表裏の申請用紙だったのですが、A4片面の様式に変更と申しますか、簡略化されました。

 まあ、簡単になれば単純に喜ばれる国民性なので、一般の申請者の方は大抵歓迎されているのでしょうが、A型日本人の私には、履歴書部分などで「どのように」省略しようか、非常に悩みます。

 受付の方は「直近を書いていただいたら良いですよ。」と木ノ内みどりが華奢になったような笑顔でおっしゃってくれるのですが、素直に直近だけを書くと、申請者方の履歴の中で人間形成に重要なファクターとなっている部分が表現できなかったりするような場合には思案してしまうわけです。
 また、今回のフォーマットでは帯同申請の場合の写真も少し貼りにくいなあ、とか、少し不満もあります。

 現在のところ、前の書式も受け取ってくれますので、ここ数回は当センターの在庫の前書式で申請したり、新書式を試してみたり、申請者によって使い分けています。
 そのうちに、新書式一辺倒になることでしょう。

参考:中国人の方の帰化申請

中国国籍証明書の交付請求支援(退出中華人民共和国国籍申請)と国籍証明書の翻訳等

提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」