水戸地方法務局での帰化申請のローカルルールに驚愕!

 もうとっくに日付は変わっちゃいましたけれど、今日の水戸地方法務局の帰化申請受付本番も非常にスムーズに進み、無事に大阪に帰って来れました。9時台には自宅に戻れたので、2時時間弱メールや小さな単発翻訳の残務をして、風呂入って一杯引っ掛けて寝る前に記事を書き出します。往復10時間電車に揺られて新幹線内と先程と2回飲んでいるので、さすがに書きながら気絶するかもしれません。

 水戸地方法務局で受付手続きがスムーズに進んだのは、ひとえに相談員さんが比較的人権意識もある紳士の方で、なおかつ僕と波長も合った事に尽きるでしょう。

 一昨年の大阪府行政書士会帰化申請実務研修会を受講された行政書士の方には講義の中でもご紹介し、この帰化申請ブログでも記事を書いた覚えがありますが、水戸地方法務局管轄の幾つかの支局で地域を分担して業務を行っていた帰化申請を初めとする国籍業務は、平成25年の年明け以降は、水戸地方法務局一本に統合されています。

 帰化申請数が少ない法務局、地方法務局、支局においては国籍相談員を置いていない局も良くあるので、水戸は申請数も少ないだろうから相談員さんは居ないだろうと高をくくっていました。
 
 しかし、相談員さん曰く統合の際に赴任されたという事なので茨城県下の全ての帰化申請が集約され、職員のみの対応では業務に支障が出ることを見越して、予算が割り当てられたのでしょう。
 実際、口頭で告げられた受付番号が本当であれば、決して多くはありませんがそこそこの申請数があるようです。

 相談員さんも就任から3年近く経たれているのでちょうど昔取った杵柄をすっかり思い出されている頃なので、受付業務も手慣れたものでした。

 法務局では7階の受付窓口で簡単なやり取りをしてから、相談員さんが階下の相談室へ導いてくださいました。
 今日の僕の一番の仕事は、この受付窓口から相談室までの道のりでの短い時間の世間話だったのかなと回想します。
 歩きながらのたわいもない私語のやり取りの中で、相談員さんとの波長を合わせ、言下に私のレベルがどれくらいなのかを主張させていただき、相談員さんの立場を理解していることも伝え、申請者本人が特に要注意人物ではないことを理解してもらえたと存じます。
 相談室に着席した時にはもう既に、順調に受付手続きが進んで行くレールは敷かれていたと感じておりました。

 できる相談員さんでありましたので、もちろん厳しくチェックするべき部分は漏らさずポイントのみをひとつずつ確認してくださり、案の定、あっという間に帰化申請受付のサインまで進みました。

 ついでに、お客さんの前で「普段こちらの法務局に来られる行政書士の方々はあなたのような大阪の行政書士さんと違って、年に1件とか2件とかの帰化申請しか受任なさってないから帰化申請の書類内容もなってません!」という言葉を掛けて持ち上げて下さるもので、天狗の鼻が数ミリ伸びたのを悟られないよう、鼻を隠して「いえいえ、僕なんてまだまだです」と下手な謙遜をするのがやっとでした。

 ただ、驚いたのは、水戸地方法務局での特別永住者に関するローカルルールです。
 そりゃもう、何があっても驚く事がほとんどないだろうくらい経験も積んできたと独りよがりの自慢を吹聴して回っている僕も真っ青な「強烈な」ローカルルールです。

 本来的にローカルルールは公表されないからこそローカルルールなので、ブログでは紹介できません。
 行政書士の方は、茨城県下の帰化申請を受任した時の楽しみに取っておいてください。そりゃもう、ビックリしますよ!

 でも、何の下情報も無く訪問した僕がこうして涼しい顔で一発受付を済まして無事に帰阪出来ているので、水戸のローカルルールを知らなくても心配ないですよ。帰化の経験豊富な行政書士であれば、笑い話で済むことでしょう。

 追伸:

 やっぱり、昨晩は気絶しました(笑)。
 往きの電車でとん蝶写真を投稿しましたが、良く考えたら出張の度に同じような写真をアップした覚えがあるので、水戸らしい写真も投稿しておきましょー。

 帰化申請の思い出/水戸地方法務局銘板