帰化申請では「感情的」になったら大損

 今日の話は、帰化申請を専門に行う僕自身の戒めの話です。

 帰化申請を本人自身で行って感情的になった結果、申請が前に進まなくなったりしてあきらめるケースなんぞは、世の中に掃いて捨てるほどあり、だからこそ我々専門家の出番もある事は十分に理解しています。
 経営戦略上は、むしろ、「どうぞどうぞ、感情的になって下さい。」というところです。

 しかし、私も人の子、普段は借りてきた猫のように大人しく優しい性格で、若い頃から「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を信条に暮らしているのですが、反面、火が付いたら止まらない。

 つい本日も、大阪法務局本局国籍課で「論理的にも」「僕自身が過去に行った多く先例上も」相容れない、税務上の添付書類について、かなりしつこく口論をしてしまいました。

 自分で青いな~と、思う瞬間です。

 口論しながら、この口論がお客さんのマイナスになってはいけない事と、お客さんと私のチームがあまりになめられてはいけない事と、両方がお客さんを守ることなので、矛の納め時というか、バランスが大事です。

 今日は、その後に大阪法務局北大阪支局で帰化申請受付の本番もあったので、早々に本局を出なければならず、際限なく熱く口唇沫を飛ばすまでには至らなくて済みました。
 北大阪支局では、いつもの穏やかな行政書士でいられましたし、もちろん帰化申請自体も何の問題も無く受け付けられました。

 いずれにしても、良い歳こいて瞬間湯沸し器の喧嘩気性を早く直さないとなあ、とつくづく思います。