毎週月曜の午前中は週末の帰化申請依頼案件の韓国戸籍書類(家族関係登録簿記録事項証明書)の取り寄せで駐大阪韓国総領事館詣が恒例となっていますが、今朝は早朝より東京からのお客様がお越しになられたので、今、午後に領事館の待ち時間で帰化ブログを書いています。
朝の遠方からの訪問客は、有料相談の予約をとられたネパールの方でした。
総じて真面目な良い青年です。
日本に居住されるネパールの方はもともと真面目な方が多いです。
少なくとも過去に私がお会いしたネパール人は100%心が清らかな頑張り屋さんばかりです。
しかし、その頑張り屋さんであるために帰化ができない事情が発生することもあります。
帰化相談に来られた時点で「全く問題の無い帰化申請案件」なんて、ほとんど世の中にありません。程度の差はあれ、ほとんどの相談者に問題点が存在します。
人間の暮らしですので何かしら足りない部分が発生せざるを得ないからです。
行政書士に依頼された場合には、多かれ少なかれそういった不足部分を申請までに自主的に補い、可能な限り「帰化申請ができる案件」に変えていくのです。
今日の相談者の方も、真面目な方ですがそれでも帰化手続きを進めて行く上でのいくつかの問題点が見つかりました。
今回の問題のほとんどは良い行政書士と一緒に進めて行けば解決できるものでしたが、一点だけ、かなり深刻な部分があり、少し時間を置く必要があると判断いたしました。
残念ながら帰化受任見送りです。
本人が「どうしても」と言うなら、受付に至らせる事は可能ですが、許可にならなければ意味がありません。