平成25年の帰化許可申請者数が発表されています

 今、久しぶりに法務省民事局のサイトを開きましたら、帰化許可申請者数等の推移ページが更新されており、平成25年の帰化許可申請者数等の発表がなされていました。

 前年度の帰化許可申請者数や帰化許可者数、不許可者数は、例年春頃に発表されることが多いので、そろそろかなと確認しましたら、更新されていた次第です。Googleのキャッシュは2014年4月5日となっていますが、その日の更新なのかどうかはわかりません。

 短期的には、尖閣問題での申請者数の落ち込みも一段落し、昨年よりは申請者数が増えてきた一方、平成24年7月の帰化審査の厳格化により許可者数はさらに減って、とうとう8000人代となりました。
 年間17,600人あまりが許可となった平成15年と比較すると、なんと許可者数が「半数以下」となっている状況です。とくに特別永住者をはじめとする韓国人・朝鮮人の帰化申請許可者数は「2年に1000人!」という単位で減ってきました。

 インターネットの情報をたよりに「見よう見真似」で帰化申請を自分で行う素人の方などが増えてきたせいかもしれません。
 「不許可者数」も10年前の2倍以上となっています。

 私たち行政書士にとっても、深刻な状況です。
 平成10年頃には17,000人あった申請者数が10,000人程度まで減っていますので、申請者数も多くインターネットの情報も全く無かった時代に比べると、もう新規で帰化申請の仕事に参入する余地は全く無くなっていますので、新しく行政書士になられた方には非常にかわいそうなことだと存じます。

 かつて、帰化申請専門のホームページも当センターのホームページ以外に2,3件ほどしかなく行政書士のほとんどの方があまり帰化申請という分野に見向きもしなかった時代に、この分野を開拓させていただけたことが本当に幸せなことであったと、運をいただいた神仏に感謝しております。
 
 

平成25年の帰化申請者数・帰化申請許可者数

帰化申請者数 10,119
帰化申請許可者数 8,646
うち韓国・朝鮮人許可者数 4,331
うち中国人許可者数 2,845
うちその他外国人許可者数 1,470

 

 

参考リンク:

素行条件/帰化申請条件

帰化許可不許可

提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」