嬉しい帰化許可が2件重なりました/その2

> 嬉しい帰化許可が2件重なりました/その1 より

 その後、いつまで経っても電話が入ることはありませんでしたので、ご本人は諦めて帰化申請を取り下げられたものと確信していました。

 わずかながら取り下げをしていない可能性もありましたが、電話を掛けて本人の取り下げの意思を後押しすることになってもいけませんし、昨年末の申請ですから本人の気が変わって私と一緒に不備の対処に奔走したいとなったとしてもまだ私が活躍する時間的猶予がありましたので意地悪に放ったらかしておりました。

 いずれにしても、取り下げたものだと思っていましたものですから、着信履歴を見た際には、てっきりご自分で取り下げた帰化申請の再申請をあらためて御依頼してこられたものと直感しました。
 そのような、ためらい取り下げ案件のリカバリー申請という例もよくあるものです。

 しかし、その「直感」は見事に外れ、表題通りの帰化許可のお礼の電話でした。
 
 普段から「依頼者側から許可の報告をもらう事務所は帰化の専門家としては”もぐり”でっせ!」と豪語している私としては、依頼者から電話がかかって来るのは大変バツが悪かったのですが、まあ、お客さんが「法務局から連絡を受けた」報告をしてこられたのではないのでよしとしましょう。

 本人の話では数か月前の私が「取り下げるのは損だと」あまりにしつこいものだから、よく考えて思い直し、私の話した通りに自分で動いてそのまま取り下げずに置いていたそうです。せっかく僕が「一緒に動いたる」ゆーてたのにねえ。
 また、そのままにしてるなら、それはそれでおしゃって来てくだされば良かったのにねえ。

 本当に、ずっと心配しておりました。
 どのタイミングで、再開をうながそうかと。

 でも、許可になったので、全部良しです。
 よろこばれて、娘さんの帰化も言ってきてくださっていますし(^^)。

 あと、今日は表題の通り、もう一件、これは特別永住者で給与所得者で瑕疵の何っにも無い申請なのに9ヶ月もかかったという案件で、法務局の帰化業務の在り方を糾弾したい内容ですので、さらに長くなりそうなので、また後日にでも回します。

 まあ、いずれにしても、最近モヤモヤしていたものが、2件一度に解消されたスルーラックのような一日でした。