今日は大阪法務局で特別永住者でサラリーマン世帯の特にどうってことない帰化申請を午前中に済ませました。
弊事務所にとってみれば対したことのない申請ではありましたが本国で就籍されていない事情その他の論点もあり、自分でチャレンジされていれば半年を越えて断念されていた事でしょう。就籍ひとつとってみても「その理由」によっては物凄く難易度が上がる事柄ですから、経験が増えるほど「本国に登録がなくても問題ないですよ」と簡単に言ってあげれない立場を理解するようになります。
実際、どれだけ”簡単な”申請であっても細かい配慮が必要ですし、ご本人が心細くなったらいけないので鷹揚で鈍感なフリをしていますが、許可になるまではどの方の帰化申請でも全て心配に心配重ねているのです。
まあ、その”簡単な”帰化申請は無事にすみました。
午後は駐大阪韓国総領事館で、昨日30件ルールを最大限に活かしても取れなかった余りの家族関係登録簿記録事項証明書を取得するとともに本国への職権訂正の申し出を済ませてきました。
先に日本に帰化された親族の氏名のハングルに間違いがあったのです。
さっさとできることはさっさと済ましましょう。次回打ち合わせ予定日には既に戸籍訂正も終えて臨めます。ドンクサイ人ならずっとずっと後の法務局の指示待ちでしょうね。
領事館の帰りに携帯が鳴り、東京法務局で帰化許可の内定が出た台湾人の方の中華民国国籍の喪失許可書が届いたとの報告があり、今後の最後の仕上げの打ち合わせをしました。
で、やっと事務所に戻れて、外出が朝早くて読めなかった官報を開いたら、「早く許可になったらいいのになあ」と願をかけていた(早く許可になるための書類上の作戦を盛り込んでいた)帰化申請が5ヶ月ちょっとで許可になっていて、私もノウハウをつぎ込んで頑張った甲斐があったなと胸をなでおろしました。
そんなことなので、まだ陽が沈む前に、少しいろいろとお祝いで一杯引っ掛けた言い訳にさせていただいています。
チャンチャン。