勤務医の方の帰化申請も決して楽じゃ有りません

 今、神戸地方法務局で勤務医の先生の帰化申請の受付が無事に終わり、帰りの新快速に揺られています。

 医は仁術とはよく言ったもので、今日の申請者の方はお若いにもか関わらず落ち着いておられ言葉の論理もしっかりしている、それでいて腰も低く分をわきまえ、誰が見ても好きになるだろう爽やかな方でした。おまけにイケメン(涙)。

 素行がよろしくて、生計が安定しているとくれば、まあ、なんの心配もなく寝てても帰化申請が通りそうなものですが、なかなかそんな簡単なものでもありません。

 勤務医であっても医師の場合には特殊な勤務形態となっている事が多く、確定申告の必要性なんてものは当たり前の事で大抵は医局がアドバイスしてくれてちゃんと申告されているのですが、申告の内容まで細かく追及されることも多く、事前に帰化申請で要求されるポイントを事前にチェックしておかなければなりません。
 もちろん、税金の事だけでなく年金も勤務の内容も、勤務医という特殊な形態に、一般の物差しを無理矢理当ててはかって来ることがよくあるので申請前にはいろんな部分で理論武装しておかないといけないので気を使います。

 でも、今回は法務局の担当の方も聡明で経験もありポイントがわかっているてきぱきした人で、帰化申請者ご本人も素直であっさりした人だったので、さくさくと進み、僕の出番は全くありませんでした。

 お膳立ての苦労は、胸の中にしまっておきましょう。