平成２４年７月９日からの帰化申請において添付が必要となっている閉鎖外国人登録原票の写し等について、７月以降の請求において、さまざまな障害が発生しており、毎回、帰って来た外国人登録原票の写しを手にして内容を確認するまでは、安心ができない状況が続いています。
今回も、帰化する本人を取り巻く状況を考慮した上で、全原票を請求しておりましたものが、帰化申請者本人の元に届いていましたが、ご本人が多忙でなかなか私に渡していただけなかったところ、やっと提出を受けた外国人登録原票の写しの束を確認して、驚きました。
当センターでは、７月９日の制度改正よりもずっと以前から、地方自治体を通じて、外国人登録原票の写しを請求することは頻繁にあり、その中で、初度登録時であるとか、途中の原票とか、古いものが見つからない事は、たまにありました。
また、事情によって、存在はするが、一部交付されないことも、ございました。
しかし、今回の送付された登録原票には、最新分の、つまり、閉鎖原票が欠落しているのです。
さすがに、閉鎖原票の不見当はないであろうと、今日、法務省の担当係に連絡をいたしましたところ、再検索をしてもらう運びとなりました。
電話の向こうでは、他の電話のコール音が、ひっきりなしに鳴っていましたから、担当係は相当に混乱しているものと思われます。
申請支援センターでは請求データを残していますので、比較的容易に再検索をしてもらえるものと存じますが、一般の帰化申請者や、帰化申請に慣れていない行政書士だと、再検索ひとつも難しいかもしれません。
と申しますか、送られてきた瑕疵のある閉鎖外国人登録原票の写し等をそのまま法務局に提出するケースも少なくないのでありましょうね。
参考リンク：
在留制度改正後の帰化申請必要書類
提供：帰化申請の「ＡＳＣ申請支援センター」