奈良の帰化申請相談予約はやっぱり遅い

 今朝は朝イチで駐大阪韓国総領事館に行き、速攻で天満橋の事務所に戻って生野区の方の帰化申請書類のコピーを大量に済ませてから、今、京阪特急で神宮丸太町の京都法務局本局での書類点検に大急ぎで向かっております。

 それはそうと、京都ならぬ奈良地方法務局の予約の取れなさには、あらためて閉口しています。

 最近、「奈良法務局の帰化申請業務が早くなって来た」と褒めたばかりではありましたが、「やっぱし、伝統は一朝一夕には変わらないものなのかな」と思い直しかけているのです。

 と申しますのも、今週8月1日に帰化申請の書類点検が入っているのですが、この予約を取ったのが7月18日頃なのです。

 7月12日に本人からの帰化申請書類がほぼ揃ったので申請書をあらかた作り上げ、郵送用封筒で不足書類を送るだけの状況でトロトロしている申請者のお尻を叩いて督促したら「今日投函します!」とおしゃったのを確認して、ほぼフライング気味に予約電話を入れたのが18日でした。
 
 「直ぐに予約が取れて、不足書類が届かなかったら、トークで何とかしないと仕方ないかな。」と心配しましたが、何の何の。
 「月末まで、予約が一杯ですので、来月以降しか無理です」と言うので、普段からイラチの私は「じゃあ、一番早い8月1日で。」と押さえたのでした。

 奈良地方法務局は、帰化相談員どころか、国籍課さえ無いので、戸籍課職員が他の業務と一緒に行っている台所事情はとうの昔から良く存じ上げているので、「私の業務が重なっており、来月にしてくれ。」と正直に言えば溜飲も下がるのですが、「月末まで予約が一杯」という言い方がいかにも疑わしげで、電話でイラチ全開の口調となってしまいました。

 帰化相談、帰化書類点検、受付、審査、面接を全て同じ部署で行っているとはいえ、月に奈良地方法務局になされる帰化申請数は市井の当事務所がこなす申請量よりよほど少ないのです。
 「10年前の大阪法務局本局では、年末に4人の相談員で1日に79件こなしてたんやで!」と声を張り上げたいところです。
 大阪の相談員は基本的に帰化相談、帰化書類点検、受付前点検だけが担当業務なので奈良とは少し事情が違うとはいえ、ひとり平均20件の相談を受けた年末の1日は壮絶なものがあったでしょう。もっとも、その日は係長まで出てきて回していましたから実際は20件に満たなかったでしょうけれど、私のような50代の若者でも、土曜相談会の日に時間外相談を含め1日8件も重なれば、その日はへっとへとになります。

 最近の奈良法務局は点検時や受付時には大阪と変わらないくらい手際よくなってきた感があったのですが、これだけ待たされるのは「手際以外の」何か問題があるのでしょうか。

 一方で、今日の京都なんかは先週金曜に電話を掛けて、今日月曜ですから、実質翌日ですよね。
 このblogも往きの京阪特急で書き始めて、今、帰りの車内ですが、点検もあっという間に終わり、受付の予約も無事に取れました。昔の京都は特別永住者以外は初回に本人出頭がどうとか開けていなかったのですが、最近はさくさくです。

 大阪に戻ったら翻訳を1件仕上げて、午後6時から中馬元大臣の身内だけの「納涼飲み会」に呼び出されているのですが、来年は統一地方選なのでだいたい意図は分かっているつもりなのですが、扇町の10席しかないお店が会場なので、めちゃ怖い気がします(涼を越え、凍)。