大阪市住民票に変更無し!帰化申請にも影響無し!

大阪市内に住んでいる外国人の方、あるいは大阪市内に居住していた事がある外国人の方の帰化申請に必要な住民票に関して非常に大事な情報です。標題の[変更無し]は誇張で、変更はあるが帰化申請にとって重要な部分に変更が無かったという意味ですので注意して下さい。

 まあ、今日の帰化申請ブログのお題に「びっくらマークが2回も」付けてしまったほど憤っています。

 平成27年1月6日付のブログ(昨日から大阪市での帰化申請書類の住民票書式が変更)で、平成27年1月5日から大阪市の住民票書式が改訂された事を書きました。

 その時にもかなり憤っていたのですが、その理由は大阪市市民局総務部総務課住民情報グループに1月6日に直接電話を掛けて、新制度後の住民票の様式を訪ねたところ、新しい住民票書式が住民基本台帳通達に違反する内容となるという事に怒りを隠せなかったからです。

 その改悪事項のひとつが、除票の世帯票(世帯連記式という意味ではありません。混同しないで下さい)が交付できなくなったとの事でした。

 帰化申請では法定期間内に「誰と暮らして来たか」という事が結構重要な事で、引っ越しを繰り返されている場合に外国人登録法があった時代にはなかなかこれが骨の折れる作業だったのですが、法廃止後の外国人やそれ以前も日本人家族については原則世帯票や世帯除票で証明してきました。
 それが、1月6日の電話で市民局総務部総務課住民情報グループが「出せなくなりました」と言われたのです。

 かなり詳しくひとつずつ順を追って聞いていきました。20分位は話したと思います。おまけに電話に出られたお若い方(お名前も控えています)が、住民基本台帳制度を良く理解されていないのが少し話してわかったので、ひとつずつ噛みふくんで確認しました。その若い職員はひとつずつ後ろの係長(お名前も控えています)に伝言ゲームのように伝えながら「ちょっとお待ちください」の繰り返しで1件ずつ回答されました。

 今回の書式改訂で改悪(私にとって帰化申請を進めていく上で都合の悪い改訂については個人的にまさに改悪と受け取っています)された部分は幾つかあったのですが、その中でも、除票の世帯票が出なくなったと住民情報グループから言われた事は結構ショックなことでした。

 その時の電話での結論としては、世帯連記式の除票が出せないだけではなく、個人票式の世帯票除票も出せないと言うのです。

 「これは大変な事だ」というので、大阪市住民情報グループとの電話を置いてすぐに大阪法務局国籍課に電話をかけて今後の帰化申請での取り扱いも確認し、2月に入ってから講師をさせていただいた大阪府行政書士会帰化申請実務研修でも、100人近い行政書士の前で最近の変更事項のひとつとして触れました。

 ところが、建国記念日だった昨日、やっと除票が必要な案件があって、いつも良く寄る天王寺サービスカウンタ-にて請求する際に世帯票除票がもう出なくなった事を確認しましたら、旧知の切れ者の係長が「出ますよ」と”即答”してくれました。

 私の請求案件は除票案件とはいえ昨年内に除かれたケースでしたので残念ながら新書式の必要が無かったため、「除票の世帯票を交付請求される案件と言うのは非常に少ないので念のため確認しておきましょう」とわざわざ新書式の見本を打ち出して、「世帯票除票」であることを確認して下さいました。

 さすがは、前々からこのブログでも讃えまくっている天王寺サービスカウンタ-です。
 仕事が早くて正確で丁寧。
 ホスピタリィーに溢れています。

 それにひきかえ、大阪市市民局総務部総務課住民情報グループは、いったい何のために存在しているのでしょう。
 大阪市ホームページの住民票改正告知のページにわざわざ「新書式についてのお問い合わせはこちら」と書いてあってので電話をしたのに、いきなりウソを教えてどないすんねん!