申請支援センターでは90歳を越えられた方の帰化申請をお受けした事もあり、高齢者の方の帰化申請はいわゆる得意分野となっています。
しかし、若い方の帰化申請と違って、私などから見ても大先輩である高齢者の方の帰化申請は色々と注意点がたくさんあります。
もちろん、人生の経歴が長い分、履歴書を作るのがものすごく大変とか、帰化申請の手間が掛かる事は間違いないものの、そのような部分はしっかりと帰化のための聴取を行い真面目に進めていければなんとかなるものです。
問題は、もっと帰化条件や、帰化後の日本戸籍戸籍編製についての部分にあります。
簡単にお受けすると、あとで大変なことになりかねないのです。
ほんとうに帰化申請だけは、後から後悔しても始まらない色々な事があるから気を使いますねえ。
ちょうど昨日も、先日申請をお受けしたご家庭の親御様から帰化申請にご一緒に合流されたいというお申し出があり、子の世代の申請者の方も含めて、これからの帰化申請の手続きについて、入念に打ち合わせをいたしました。とくに終戦前に生まれていらっしゃる方については、韓国籍の方もそれ以外の方も注意点が非常に多いのです。
色んな部分をお互いに理解した上で、進めていかなければならないのが高齢者の方の帰化申請ですね。