まだ帰化申請が間に合います!平成30年度から病院でもマイナンバーカード

 マイナンバーカードに関して帰化申請を検討されておられた韓国籍の特別永住者の方にとって、平成29年年明け早々から政府からの朗報が飛び込んできました。

 平成29年1月3日付けの新聞記事等を拝見していますと、厚生労働省平成29年度予算案に健康保険証とマイナンバーカードとの融合による医療事務軽減等を目的としたシステム構築のための予算として243億円が計上されたとの記事が出ました。マイナンバーカード普及のための策のひとつでもあるのでしょう。

 私も20代から10年にわたり国会議員の秘書をしていましたので、調査費が付く、とか、予算が付くという事の意味を身に染みて理解しています。

 秘書時代は、地域のみなさまの希望される事業で、なかなか動きがなかった事業について「調査費が付いた」と聞いただけで、「やっと本格的に動き出した!」と喜んだものです。
 今回は「調査費どころか」、実際の予算ですので、マイナンバー制度と健康保険証の融合が確実に始まるという事です。

 残念ながら、本名が必ず併記されているマイナンバーカードと健康保険証の統一が図られる事自体は、通称を伏せて普段の暮らしをされている韓国籍や台湾籍の特別永住者の方にとっては、マイナンバーカードに健康保険証機能が確実に搭載されるわけで、朗報でもなんでもなく、むしろ敬遠したい事態です。

 しかし、この流れは既に3,4年前から決まっていた事ですので、今更、回避できないことですから、受け入れざるを得ない事は皆さんよくご存じのはずでしょう。

 今回、「朗報!」と申し上げたのは、その時期が当初言われていた時期よりも「遅くなった」という事です。

 当初の政府発表の指針においては「平成29年7月以降の、”できるかぎり”早い時期に」マイナンバーカードと健康保険証の融合を図る、というものでしたが、年始の予算計上の記事は、少なくとも「平成30年」までは先送りになったものと考えたら良いということなのです。

 実際、昨年秋以降に、マイナンバーカードと健康保険証の融合に間に合わせたいとおっしゃって、申請支援センター土曜の相談会にお越しいただいた方には、制度が7月に始まるのであれば
間に合わせるのは難しいという事をお伝えし、年末頃には、みなさんあきらめていらっしゃった事と存じます。

 実際、マイナンバーの事も後押しして相談に見えられて、7月の制度改正に間に合わないことは承知の上で、依頼された方も沢山いらっしゃるのですが、これらの依頼者の方にとっては、もう余裕で「間に合う」という状況ですから、私の頬が緩まないはずはありません。
 マイナンバーとは関係なくASC申請支援センターを信頼していただいたことがラッキーだったという事ですね!

 また、現在、帰化申請検討中の方にとっても、平成30年中の本格開始という事ですから、今ならなんとか余裕で間に合いそうです。
 ただ、世の中の方は、ぎりぎりになってから動き出される悠長な方も多いので、マイナンバー制度自体が始まった平成28年1月に間に合わせたいとおっしゃって平成27年年明けから春に掛けて、駆け込みで相談に来られた方のように、今年平成29年の夏頃になってから駆け込んで来られても保証はできませんので、あらかじめ余裕を持って、ご相談に来られる事を強く(笑)お奨めいたします。ぎりぎりの申請は、私も心労が多くて寿命が少しずつ縮まりますから。とくに全国的に「現在の」大阪は帰化申請を早く進めるのは大変ですよ。

 いずれにしても、まだまだ健康保険証との融合には、間に合いそうですので、どうぞ申請支援センターの土曜帰化申請相談会にお越しください。

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