今日、平成27年9月11日(金)、大阪府行政書士会国際研究会の主催で、帰化申請実務研修を開催いたしました。
国際研究会に所属する行政書士の方から40数名の方が受講され、講師は不肖ながら当方、ASC申請支援センターが務めさせていただきました。
ここ7,8年は毎年大阪府行政書士会の帰化申請本会研修の帰化申請実務研修を毎回務めさせていただいていますが、時間の都合上、帰化申請者自身が作成する帰化申請書類の「書き方」については、法務局が配布している金龍作さん(架空の人物)の申請書見本をご覧いただいて簡単に紹介するにとどめておりました。
そして毎回、「帰化申請書の作成等についてもっと掘り下げて勉強されたい方は国際部に入会して、お互いに切磋琢磨されてはいかがでしょうか。」と締めくくっておりました。
しかし、その一方で、現実に申請書の作成についての細かい研修が必ずしも行われていたわけではありませんでした。
本来、国際部というのは、国際関係業務を志される行政書士が「お互いに」勉強をしあう場であって、ひとつひとつフォローをしてあげる義理はありません。
私自身、帰化申請について法務局以外のどなたにも教えていただいた事はありませんし、十数年前は帰化については何を聞いても明確な答えが返ってくるような人はいませんでした。
とはいえ、何となく後ろ髪が引かれるような思いを感じていたのです。
でも、今日は申請書の書き方について、本会研修で言っていたことをフォローしてあげられたので、積年の宿題を済ませたような気分で気が楽になりました。
まあ、商売敵に塩を送るどころか、弓矢を与えるようなものなのですけれど、今後も絶対に誰にも負けないような兵器も開発していきたいと思います。