京都に直接帰化申請書類を取りに来て良かった!

 実は明日の早朝にも京都地方法務局本局で中国の方の帰化申請の受付があって、そのついでに京都市内に届け出られた諸届の記載事項証明書を請求に行く予定だったのですが、明日受付の後に急遽大阪に帰らないとならない打合せが入ったので、いっぺんに慌ただしくなりました。

 今朝は駐大阪中国総領事館で国籍証明書の受取だけ済ませて、大阪法務局で韓国籍の方の帰化申請を押し込んで来ました。
 当初の皮算用では受付が終わった時点で11時半かなと踏んでいたので、その後に駐大阪韓国総領事館で土曜に受任した新しい案件の内の1件分だけでも請求してから帰化申請書類を集めに京都に向かおうと思っていました。
 
 ところが、法務局が書類の内容を「丁寧に見て下さった(もちろんイヤミです)」もので11時半どころか午後1時まで掛かり、おまけに僕としてはこのところ殆ど無い補正まで入って何とか追送処理させてくれ、とまさに押し込んだという言葉通りの体たらく。もっと僕自身が丁寧な帰化申請を心掛けないといかんと反省しきり。

 1時から難波の領事館に向かっていたら1時半に入っても何やかんやで終了2時半、3時に大阪出ても目的の京都市中京区役所到着が4時過ぎになる予定ですから、戸籍・住民票や納税証明書あたりの請求ならまだしも、受付帳を探す仕事は役所の職員が可哀想なので大阪領事館と京都の両立は諦めました。受付帳で見つかれば大したことのない仕事ですが見つからなければ1枚1枚原本調査をしてもらわねばなりませんから。

 そんなわけで、領事館か、京都か、二者択一の状況になったわけです。

 普段は、戸籍関係書類については天王寺S.C.で取れるもの以外は全て!(笑)、郵送請求するのが申請支援センターのセオリーなのですが、わざわざ京都に足を運びたかったのにはもちろん理由があります。
 帰化最大の要注意ポイントである母の前婚が存在し、さらに母自身の証言上も離婚届出の経緯が曖昧だったので、悪い予感がしたからです。

 おまけに僕の悪い予感は良く当たる(涙)。

 深刻な問題が内包しているなら早く発露させて、普通の帰化なら15万や20万といった安値で終わるところ最低でも50万掛かる帰化でも進めていくのか、帰化して日本人になる事をあきらめるのかの決断を依頼者に迫らねばならないのです。

 問題を後回しにして、多くの書類を集めたり本人に申請書類の下書きをさせても、ご本人も僕も全くの時間の無駄です。
 この案件は、郵送請求などと悠長になことを申しておれません。

 僕は迷わず、京都を選択しました。

 中京区役所で請求してみると、10分で全ての書類が見つかりました。
 一番大事な離婚届も時期が全く絞り込めなかったのですが、僕が当てずっぽうで狙いを定めた時期が的中し、あっという間に見つかったのです。300日ルールにも抵触しません。
 韓国領事館、寄れていました(^^;)

 僕の悪い予感も霧散し、安心して他の帰化申請にも打ち込めそうで、ほっとして今京阪電車に揺られています。