平成27年も足音が聞こえてきました。
なんたって、平成26年もいよいよ師走を迎え、帰化申請業務上も例年てんてこまいとなる12月です。
忙しくなる一番の原因は、何といっても書類の提出をさぼっておられる申請者の方が、私から「今年中に受付しないと、色んな書類も取り直しになったりして面倒くさくなりまっせー。」と急かされて一斉に出して来られるので、私の帰化申請書類作成作業がいちどに重なることです。
さらに、過去に帰化相談に来られていた方や、新規の帰化申請依頼者の方が、これも年内のうちに行政書士に依頼だけでもおこなって、「ほっとしておきたい。」という気持ちからか、この皆さん自身も忙しい月なのに、とりあえず相談が続くこともあります。
また、法務局は法務局で面接等も年内に済ましてしまいたいという意識もあるのでしょう。
帰化申請依頼者の方から「法務局より面接の連絡がありましたー。」という電話も重なります。
申請支援センターでは、帰化面接の直前に依頼者の方に「個別の帰化面接アドバイス」をいたしていますので、また、これも重なるとなかなか大変なのです。面接アドバイスをしていない、あるいは、できない事務所も多いそうですが、真面目にひとつずつ、「個別の」アドバイスするのは骨の折れる作業です。
ああ。大変、大変と、12月のしんどさに頭を抱えていましたら、パンドラの箱の底から、ひとつだけ声が聞こえてきました。
そう。12月は帰化許可も結構滑り込みで増えるのです。
昔は12月後半は許可がほとんどなくなりましたが、ここ7,8年前くらいから、年末ぎりぎりまでコンスタンスに帰化許可が告示されるようになりました。
まあ、これも帰化許可後のアドバイスをしなければなりませんので、忙しさはさらにつのるのですが、なんといっても嬉しい知らせができるので、疲れは感じません。
帰化申請をされる方は、「希望」を持って、この師走をがんばりましょー。