帰化申請前に婚姻された日本人配偶者の生年月日が誤記されていた件

 今日日曜も午後から帰化申請受付直前の打ち合わせでした。
 もう明日からは平成26年も師走に入りますので土日祝祭日などと言っていられません。あと1ヶ月で平成27年(2015年)が始まるのですから。

 本日の帰化申請の方は真面目な特別永住者の給与所得世帯の若者ですから、なんの心配もない帰化申請のはずでした。

 ところが韓国の家族関係登録簿に記載された日本人妻の生年月日が間違って登録されているのです。
 申請者は若い方なのに、なんと妻は私と同い年!
 恋に年齢は関係ないかと苦笑しながら、念のため本邦の戸籍を確認したら間違っている。
 まあ、えらいこっちゃ、なわけです。

 ただ、もっと古い時代に韓国戸籍に記載された身分事項であれば、もう日常茶飯事と言っても良いくらいこんなことは有りますが、今回のケースでは日本への婚姻届出も、韓国への家族関係登録簿整理申請も今年の2月。

 日本での届出書受理証明か届出書記載事項証明書無しには接受されることはなく、昔のようにええ加減な申請ができなくなっていますから、誤記載など起こる確率は極めて少なくなっているのです。

 とすれば、日本の役所が発行した受理証明自体が間違っていたか、ええ加減な翻訳者に頼んだか、申請書が間違っていたか、というどれかの可能性の方が、面事務所で誤入力された可能性よりも高いと考えられます。

 とにかく、誤記された「理由」を突き止めないと、話が前に進みません。
 そして、その理由によっては職権記載書では済まない、裁判を要するものになる可能性もあります。

 時間が作れれば、早速明日領事館に疎明資料を過不足なく揃えて交渉(その前に調査!)に行って来たいと存じます。