千葉県にお住いの方の帰化申請は、市川支局・柏支局・松戸支局の管轄地域居住者を除いては全て、千葉地方法務局本局の担当となっています。
千葉地方法務局は、千葉地方合同庁舎内にあります。
千葉みなと駅からオークラへ向かいポートタワーを目指して並木道を歩き美術館を折れて少し歩くと大きな合同庁舎が見えてきます。私は、いつも郵便局の手前で曲がる癖がついているのですが、初めて行く方は美術館まで行った方がわかりやすいかもしれません。
千葉地方法務局も帰化申請が少ない地域ではありませんので、ちゃんと民亊法務協会の相談員が配置されています。民亊法務局協会の相談員さんは、行政書士の質を見抜く力がある方ばかりですので、経験豊富な行政書士が行くと作成してきた申請書類の内容と無駄話を含めたやり取りの中からレベルを見極めてくださって、あとは穏やかな時間が流れます。
一方、はじめの3分のやりとりで、「あかん」行政書士であることが判明すると、帰化申請初心者行政書士用の対応となります。
帰化申請初心者行政書士用の対応には2パターンあり、ひとつは帰化申請者自身が足を運んだ時よりもさらに意地悪な質問をされたり、深く追及されたりして、困らせられるパターン。
この際に「私の経験では、前にはこうだった」とか「法律上、どうだから」とか返しだしたらよけいに悪い方向に向かいます。帰化申請は人間の暮らしを全て審査する申請ですから、100%の人などいない中、前に進めなくなる口実はいくらでもあるのだということ、そしてそのカードは法務局が握っているのだということを理解しておかないといけません。戦わずして、申請者を守るノウハウを身に着けなければならないのです。
もうひとつは「先生の提出される書類はきちんとされていますから安心です。」とか褒め殺すパターン。まあ、これでいい気になって勘違いしてしまう方も多いです。私も昔はこれで天狗になってしまった時期もありました(笑)。
実は、前の意地悪されるパターンの方が、申請者自身も行政書士も「嫌な気分」するだけで終わるのでまだましかもしれません。褒め殺しパターンの方が、深刻な場合も少なくないのです。
日付が変わってしまいましたが、今日の千葉地方法務局では、相談員さんも慣れておられ、穏やかな時間が流れ、すぐに帰化申請の受付が終わりました。
千葉地方法務局の入居する「千葉地方合同庁舎」
千葉県下の方は市川柏松戸管轄を除き千葉地方法務局が帰化申請窓口です
参考リンク:
帰化申請受付
提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」