帰化申請前に韓国戸籍の訂正完了!

 韓国戸籍(家族関係登録簿)の誤記事項は非常にバラエティーに富んでいて、帰化申請のために家族関係証明書や除籍謄本を遡っていると色んな事があります。
 現実や日本の届出との齟齬というのは韓国戸籍では日常茶飯事の事ですので、あまり経験のない事務所でもない限り、いちいち大袈裟に驚いてはいられません。

 こういった場合には、その原因を調査した上で、家族関係登録簿整理をするか、訂正をするか、法院の許可が必要なのか、といった判断をして対処をしていくことになります。

 最近も、これは結構珍しいケースですが、今回帰化申請をする奥様ご本人が世の中に二人存在し、さらに男性の奥様と女性の奥様がいらっしゃるという事例がありました。

 まあ、大したことのない内容なので(「どこが大したことのない内容なんや!」と突っ込みを入れたいことでしょうが)、放っておいてもよかったのですが、間違いの原因が多岐に亘っていたので、帰化申請時に法務局に説明すべきことが多すぎるため、ご本人と相談して、韓国戸籍(家族関係登録簿)の訂正をすることになりました。

 先週、訂正に必要な資料を揃え、また早く訂正が進むようにおまじないもして、領事館で申出を行ってきたところ、今週明けには訂正が完了したとの報告をいただきましたが、私の体が空いていなくて、木曜日の今日やっと領事館に行く時間を作ることができました。
 訂正内容には、正直言うと、不満な部分は少し残りましたけれども、私が法務局と話ができるレベルには訂正できましたので、まあ、よしとしましょう。本人申請なら、ちょっと灰色なレベルの訂正でした(笑)。

 ただ、すでに半分くらい進んでいる翻訳をやり直さないといけないのが、この殺人的なスケジュールの中では、ほんとに頭が痛いことです。