帰化申請が許可となり、無事に日本人になられた方は、普通の日本人です。
英国系日本人とか、韓国系日本人とか、中国系日本人などといった「何々系日本人」という意識はなくした方が良いというのが私の昔からの持論です。
別にルーツをないがしろにすることはありませんが、ルーツにこだわる必要もありません。また、イタリア系米国人の方が日本人になられたりしたら、イタリア系米国系日本人とか、なんか何が何やらわからなくなりますものね。
ところで、申請支援センターでは、韓国から帰化された方にはちゃんとご自分で韓国国籍の喪失申告をなさるようにお勧めしており、今日も国籍喪失申告のための日韓翻訳をご本人に送付する際の送り状を書いていて、自分自身の気持ちの足りなさに気付きました。
というのも、送り状の終盤「ご自愛賜りますことを云々」の前に、「本国への申告が無事に進みますことを心より祈っております。」という文面を書いて印刷してから、「あれ?」と気が付いたのです。
帰化した方にとって、「もう、”本国”じゃないだろ。」と。
普段から、何々系日本人なんて居ません、と偉そうにこだわっている割には、配慮が足りませんでした。
反省し、さっそく「従前国への申告が・・・」と訂正して、もういちどプリントアウトいたしました。