留学中はもちろん帰化申請ができません

 昨日のお問い合わせいただいた中に留学中の帰化申請に関するお話がありました。
 日本国外へ留学中は帰化申請ができません。

 ひとつは、あたりまえに国籍法に定められた住所条件に関する理由です。
 また、自国(元の国の)のパスポートを使って海外に出ている間に日本人になってしまうと、そのパスポートが失効するわけですから大変な事になります。

 さらには、日本という国に帰化してその国の一員として暮らしていきたいと強い願いを抱いて「切望」している人が対象となるわけですから、定着性が非常に問題となります。
 つまり、原則、日本の国土に骨を埋める方の申請だということです、帰化申請は。

 また、帰国(正しくは、再入国です)してから、どれくらいの期間を待たないといけないか、という判断は、申請を希望される当事者と親族の置かれている状況により変わってきます。

 さらには、再入国許可やみなし再入国許可にも注意を払わねばなりません。

 とくに、留学なさるご本人はお若い世代の方が多いので、保護者など周囲の方が指導してあげる必要もあることでしょう。