明確な理由なく土曜日の帰化申請相談会に参加できない人

 ASC申請支援センターでは毎週土曜日の午後に帰化申請の相談会を開いています。
 かれこれ10年以上、雨の日も風の日も、というのは当たり前のことで、正月やお盆、ゴールデンウィークと重なっても、毎週毎週、続けて来た事は少し自分でも誉めてあげたいところです。

 帰化申請相談会を土曜に開いてきたのは、単純な理由です。

 官公庁の開いている平日は帰化申請書類の取り寄せでほとんど時間を作ることができず、その相談だけのために谷町二丁目の事務所に戻ったり待機していたりするのは1時間5,400円の相談料金をいただいてもとてもじゃないですがコストが合わないからです。
 相談「会」として、複数の方とお会いし確実に受任して初めて商業ベースに乗る仕事です。

 帰化申請者ご本人にしてみても一般のサラリーマン世帯の方であれば平日は都合が付きにくく、また、同じ休みでもイベントを組んでしまいがちな日曜日よりも土曜日は出やすいようでご好評いただいています。

 ただ、飲食関係の自営業の方で土曜日がかき入れ時の相談者の方には土曜が出づらいこともあるでしょう。また、サラリーマンの妻で子供が小中学生という時代には休みの日は夫や子供の世話で大変ということもあります。

 しかし、明確な理由がなく土曜日の帰化相談会の参加を渋る場合には、土曜に時間がない本当の理由について注意深くお聞きしなければなりません。
 そのことが、帰化条件を満たさない結果となることも多いからです。