今日は久しぶりに宇治支局に出張してきました。
たぶん、3年ぶりぐらいではなかろうかと存じます。
宇治は他の地方法務局の支局に比べると「ほとんど無い」というレベルではなく、まあコンスタンスに帰化申請が受け付けられているのではないかと思います。
ただ、韓国の方が居住される地域もあるわりには、意外なほど申請数が少ない事は過去に申請に訪れた中で知っています。
それでも、応対してくださった係長や国籍担当の方は、帰化申請にも慣れていらっしゃるようで安心しました。
係長と担当の方が並んで応対してくれるシチュエーションというのは、滅多にありません。
私も普段は初訪時から受付か書類点検でしか行く事はありませんが、今日は珍しく事前相談での法務局来訪でした。
詳しくは書けませんが、日本国籍喪失者の帰化申請で国籍喪失の過程が特殊なので、まず「本当に国籍を失っているのか」つまり帰化申請の必要があるのかというところから確認しておくべき事情があったので、電話で基本情報を説明した上で伺ったのです。
事情が繁雑なので、前述の通り揃い踏みとなったわけです。
今日の話はそこだけで、書類説明や帰化条件判断は一切不要です。
なかなか「できる」係長さんで私の電話で話した内容から、内外の周辺情報や歴史も調べて話をする準備をして下さっていたので話はすごく早かったです。「できる」人はこういう面倒の時間を惜しまずコツコツできる人で、「ダメ」な人は出たとこ勝負でやっつけ仕事の人です。
それでも、事情が事情であり、帰化申請の必要がない人に帰化申請させる事があってはいけませんから、上級官庁と協議してから確答をいただく事になりました。
「しなくていい」となれば、仕事をひとつ失うことになります。
国籍喪失を申請者と僕側で判断して帰化申請をやっちゃうというのも全然問題ないことで、考えようによってはその方が手っ取り早いし、確実に売上になるのですが、僕もつくづくお人好しで良心的な性格ですね。