節税対策と帰化申請

 先程、ASC申請支援センターの土曜帰化申請相談会が終わって帰宅中の地下鉄内から失礼します。
 明日は国際交流センターで年2回のビザ帰化手続きに関する相談会で終日事務仕事ができないので夜の間に翻訳を数件やっつけなければならず、今日は電車内位しか時間が割けません。

 ところで、節税対策と言うのは誰でも気になる事ですが、度を過ぎると脱税の域に達してしまうという事があります。そして経験上、「節税対策はしていますよ」と公言するような人は大抵悪質な脱税者です。
 「私ら、この住まいする日本のためでっさかい。ちょっとでも沢山税金を払えるよう頑張って商売してます」と言う人でさえ、しっかり節税対策をしていますから(笑)、内容にまでまだ触れられていないのに、自分で節税がどうのこうのと細かい都合の悪い部分に触れられた時の予防線をあらかじめ張っている事が多いです。
 
 今日、お越しになられた方の中にも、そういう方がいらっしゃいました。
 プライバシーの侵害になられぬよう細かいことは避けますけれども、自営業の方は相談時に必ず直近の確定申告書の控えをお持ちいただくのですが、まだ私が内容を拝見する前から節税がどうのと話し出されるのです。案の定、節税とかいうどころの代物ではありませんでした。

 不足する部分を指摘すると怒って帰ってきてしまわれる方、帰化申請がしたければすべきアドバイスをひとつずつ素直に聴かれる方と、反応は二分しますが今日の方はとりあえずおとなしく聴いておられたので、今日の時点では1,000%アウトでも僭越ですが僕が今後お付き合いしていけばまだ見込みはあるかなと思います。

 一方、自分自身の節税対策は何もできていません。
 帰化申請に必要な税務のポイント、つまり「法務局が」絶対にゆるさないポイントはわかっていますが、それ以外は何にも知らないので、「税務署に」どこまでが許されてどこまでが許されないのか判断できないからです。

 ほんのささやかにふるさと納税するくらいですね。
 よめが僕のお金で寄付しまくっているので、おニクやらおコメやら野菜やら届けられて来ますが、山ほどロイズのチョコレートが送られてきて「こんなにどないすんねん」とか愚痴ったら「責任持って私がいただきます」とか言うてます。とある市のお米も小粒で硬く僕の口には合わなかったですし。
 自分で好きなもんを選んで買った方がええのちゃうの?