知的障害をお持ちのご家族がいらっしゃってお悩みのご家庭の帰化申請の相談を受けたり申請したりする事がたまにあります。
先月許可になられたご家族にも知的障害者がいらっしゃったので、帰化の受付はされたものの許可になるまで僕も毎日心配していました。
と言うのも法律上、仮に帰化条件の能力条件をクリアしていたとしても、帰化申請意思の確認ができなければ、帰化を許可する事自体が問題となるからです。
ご本人が望んでいない国籍の変更はできないという理屈です。
同様の案件(といっても帰化申請はすべての案件が違います)を何件か担当させていただいて、ようやく基準が見えてきましたが神経を使う帰化申請です。
基準前後のグレーゾーンにあられる際は法務局と交渉できる術を得ることができましたが、障害の程度が非常に重い場合で明らかに帰化意思の確認ができない場合には事実上諦めなければなりません。
今回の許可は非常に喜んでいただいて、早速妹さんをご紹介いただきました。
引き続き、しっかりサポートさせていただく所存です。