確定申告の方の帰化申請を開始するのは12月まで

 個人の確定申告を行う必要のある方の帰化申請の準備は12月までに始めた方が良いでしょう。と言っても、これは行政書士に任すつもりの人が帰化申請を依頼するために行政書士事務所に行くときのリミットです。
 ご自分でチャレンジしようと考えている方は、この時期から始めてしまうと受付までが大きく長引く可能性が高いです。うまく行ってゴールデンウィークあたりとなるのではないでしょうか。

 行政書士に相談する場合でもできれば12月前半の方がいいですね。
 12月に相談して翌年1月後半に申請というのが妥当なところでしょうか。サラリーマンの方なら12月に相談して年内に申請も十分可能性はあります。
 もっとも、個別の状況によって長引くことは良くありますから、保証はできません。個別の状況というより、本人のやる気の状況というのが一番大きいですね(笑)。

 2月の確定申告が始まると今集めたり書いたりしている書類の一部が無駄になります。そして、そんなことよりも審査する内容が変わってくることの方が重要で、帰化申請条件に直接関わって来ます。

 実のところ、受付直後に確定申告時期が来た場合には、結局、新しいものも面接時等に提出させられますから、手間は同じと言えば同じなのですが、帰化申請の手続きには深淵な部分があり、それでもなお先に押し込めるものなら押し込んでおいた方が得なのです。

 でも、1月に入ってからの受任となると、もう次期の確定申告後の申請と割りきって、帰化の準備を進めていくことになります。