帰化申請中に妊娠したら、出産したら(補足)

さきほど、「帰化申請中に妊娠したら、出産したら」という記事を書きました。

 その中で、「(法務局・法務省が)妊娠したことで、帰化申請手続きを急いでくれる場合もあるのです」という一文を書きましたが、誤解されてはいけないので、少し補足をしておきます。

 というのも、「妊娠したことで、帰化申請手続きを急いでくれる場合もあるのです」ということを書くと、必ず、帰化申請手続きが早くなるのであれば、「妊娠した方が得」という短絡的な考え方をする方が絶対に現れるからなのです。
 賢明な方には信じられないかもしれませんが、そのような都合の良い受け取り方をする方が世の中には多数いるのです。

 帰化申請が許可になるまでに生まれた子供の国籍の事や、その他もろもろの事を全て考え合わせるなら、帰化が許可になり夫婦ともに日本人となってから子供が生まれるのが「一番しあわせ」なことです。
 
 「別に帰化なんてしたくねえよ。」と考えている方については「一番しあわせ」であるかどうかは疑問の余地も残りますが(「別に帰化なんてしたくねえよ。」と考えている親から生まれた子供については「別に帰化なんてしたくねえよ。」と将来考えるかどうかはわかりませんので別です)、少なくとも、帰化申請を希望し、帰化申請を行い、帰化申請中となっている方については、間違いなく、日本人となってから子供が生まれるのが「一番しあわせ」なことです。

 だから、帰化申請を早くすすめるために、無理に妊娠するなんてことは絶対に考えないで下さい。

 また、妊娠したからといって、早く進めてくれるとは限りません。

 

参考リンク:帰化申請の受付

提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」