帰化申請はタイミングが大事

 帰化申請では、タイミングが大事です。

 今日は、土曜日が都合が悪くて帰化相談会に参加されない方が有料の帰化相談に来られました。予定では、もう一件予約を入れていた人がいたのですが、こっちは無断欠席で確認の電話を入れても出ないというとんでもない方でした。
 どちらも平日でなく土曜にお越しいただければ相談会も盛況で嬉しいのですが(笑)、今週の土曜日は少し寂しい感じです。

 今日お越しになられた方は、数年前にも一度相談にお越しになられた方でした。

 前回の相談の際に、素行条件について少し身を正して修正していけば居住条件や生計条件も満たされている特別永住者の方だったので(もちろん、その他の条件や身分関係にもその時点ではとくに問題点はありませんでした)「すぐにでも動きだせますよ」とお伝えしていたのですが、本人が決断に至らず、今回、満を持して、帰化申請を委任するためにお越しになられたのでした。

 ところが、何年も経過する間に、置かれている状況も変わっており、現在は生計条件・素行条件ともに問題が発生していて、それも一朝一夕に修正できる内容を越えていたので、受任することはできませんでした。

 前回のお越しの際に、「えい、やぁ!」と私のアドバイスに従って問題点を解消し、帰化申請を始めていれば、今頃はもう日本人になられていたであろうだけに残念です。

 とにかく、人の人生というのは何が起こるかわかりませんから、帰化申請では帰化条件が満たしている間に、さっと済ませておくタイミングが大事なのです。