帰化申請の面接までが凄く長引いている大阪法務局の現状

 3月に帰化申請の受付を済まされた依頼者から電話があり、ようやく面接が決まった事の連絡をいただきました。受付から面接までもう少し経てば4ヶ月を越えるところだったくほどです。

 数週間前からご本人もソワソワなさり始め、まあ問題がある申請でないのでそう心配する事は有りませんと申し上げてご安心いただいていました。
 と言うのも、何度かこのブログでも書いてきた通り帰化の許可が遅いとか面接が遅れているというのは一般的には前者では不許可後者では取下げの前兆であることが多いのでご本人が心配されるのも無理のないことかも知れません。

 ただ、申請支援センターがお手伝いさせていただいた案件では、単に混んでいるだけなのか、本当に悪い知らせの前兆の可能性があるのかというのは、はっきりわかります。
 僕に対して隠し事がなければその精度もさらにあがりますし、隠し事があっても僕が見抜いて判明しています。

 この方の申請は法律上の条件は(申請後に異動がない限り)全く心配のない案件でありました。一点、身分関係上の非常に重たい事柄は存在しましたが、それも法務局に嘘偽りなく開示した上ですべきことは終わらせた時点でクリアしています。

 だから、この人の場合は全く「心配のない」案件と言い切って良いのです。
 つまり、単に法務局側の都合で遅くなっているということです。

 しかし、この方に限らず、今年は大阪法務局の全体的に面接が非常に遅くなっています。
 
 他の法務局と比べても断然遅い(苦笑)!

 大阪法務局で面接が遅延する傾向は理由があって平成24年から始まったのですが、なにせ帰化申請の分野では「天下の大阪法務局」ですから、遅延は平成25年あたりに解消するだろうと思っていたのですが、ずっと同じ調子が続き、さらに平成26年9月から輪を掛けて遅くなり、平成27年が明けてどうしようもなく遅くなってきました。

 理由は知っていますが、ちょっとここのところはひどすぎるのではないかなと思います。