なかなか帰化申請の際にお目にかからなかった新しい中国ICパスポート(電子護照/电子护照)

 日本に帰化申請をする際には、法務局に「過去に所持した全てのパスポート」を提示し、写しを2部提出しなければなりません。
 中国政府がそれまでの旧式パスポート(老式護照/老式护照)に替えて、今年平成24年5月15日からICチップを組み込んだ新しいパスポート(電子護照/电子护照)を発行することを発表していましたので、新しいパスポートを帰化申請者の方が持参されることを今か今かと待ち焦がれていましたところ、なかなか遭遇できなかったものが、最近になってやっとちらほらと電子護照(电子护照)に出会うようになってきました。

 パスポートの表紙については、色は全く変わらず、パスポートの国家紋章も同じで、その他の文字レイアウトもほぼ同じですが、最下部にICパスポートであることを示すマークが日本のパスポートと同じように入ったことが何よりもの相違点です。(下記において、左が電子護照(电子护照)。右は古い老式護照(老式护照))

老式護照(老式护照) → 電子護照(电子护照)

 中身は、一足先にIC化された中華民国パスポート(護照)を意識したのか真似たのか、万里の長城をはじめとする観光名所の画像を配した作りとなっています。私にはよくわからないのですが、所持する帰化申請者によると台湾の風景も見られるようです。

 

参考リンク:
中国国籍証明書翻訳(退出中華人民共和国国籍証明書)

中国人の帰化申請

提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」