申請支援センターには韓国人の帰化申請20件に1件くらいの割合で台湾人の帰化申請のご依頼があります。
台湾人とひとくちにいっても、日本生まれなのか台湾生まれなのか、台湾パスポートを持っているのか持っていないのか、中国パスポートを持っているのか持っていないのか、ルーツが台湾にあるのか大陸にあるのか、などなどによって、1件1件帰化申請の方法が変わってきますのでなかなか大変です。
台湾にルーツのある方については台湾の戸籍謄本の提出を求められます。
自分自身の戸籍は無くても親族の戸籍を現戸全戸から日據期まで遡って要求されることがほとんどです。
ところが、この台湾戸籍の収集がなかなか一筋縄でいきません。
あたり前の事と言えばあたり前の事なのですが、戸籍の請求においては戸長が判明しないと部分謄本(日本で言う戸籍抄本)しか出してくれないからです。
この戸長というのが、日本では家族関係から誰が筆頭者なのか大体見当が付きますが台湾ではお父さんが戸長とは限らず、少しずつ取っては内容を確認して次を取ると言う繰り返しを行わないといけないことも良くあります。
ちょうど今日もこれから3回目の台湾本国への請求案件です(涙)。
台北経済文化弁事処や代表処は戸籍を扱っていないので大変やなあ。