帰化申請の添付書類のひとつにパスポートの写しがあります。
中国ではパスポートを護照と呼びますが、この護照用証明写真のルールのひとつに「両耳が見えている写真でなければならない」というものがあります。
中国でのルールというよりも、米国でのグリーンカード申請の写真などでも両耳が写っていることが条件とされており、証明写真での「両耳出し」はグローバルスタンダードなのです。
防犯ピデオなどで人定の決めてとなるのが、耳の位置であるといわれていますので、科学的根拠はあることなのでしょう。
ただ、日本のパスポート用写真の規定では「装飾品等によって、顔の”器官”が隠れることのないこと」というルールはありますが、髪の毛で耳が隠れていること自体はとやかく言われないようです。(顔の”器官”が隠れている例、としては、マスクで鼻口が覆われている写真が掲載されています)
しかし、日本のスタンダードではなくても、パスポートは海外渡航の際に使用するアイテムなので、耳を出して撮影するに越したことはないと考えるのが得策です。
※注。上記記事は平成24年現在の内容であり、平成28年6月の時点では、中国護照用の写真の規格は非常に厳格なものに変更されています。
提供:帰化申請の「ASC申請支援センター」